アルカディア南部公園に四輪を停め、7:20スタート。R52に出て10分、早くも大和峠に到着。ちょっとした坂といった感じだが、ちゃんと石仏も祀られている。
峠を下ってさらに南下、身延線の井出駅手前で県道を外れて踏切を渡ると、いよいよ八木沢峠の登り。10%を越える急勾配のコンクリート路が続く。地図で予想はしていたが、かなり登りごたえがある。後半、やや勾配が緩くなり、井出駅から約30分で峠に到着。峠はこれといって何もなく、写真を撮ってそのまま八木沢集落経由で内船へ下る。
内船からは思親山の案内板を目印に、佐野峠を目指す。標高差700mの登りは舗装路だが、最初から八木沢峠にも増して急坂。富岡の集落をかすめてさらに登ると、Y字の分岐。ここでどちらに進むか迷ってしまい、30分ほどロスタイム(最初左へ進んだが自信がなく引き返し、右に進んで倉ヶ平の先まで行ってしまい、再び戻る)。結局左へ進むのが正解。
さらに急坂をジリジリと登り、舗装が切れることなく佐野峠へ。突然 富士山が目の前に大きく広がり、しばらく見とれてしまった。峠には展望台、トイレといろいろ揃っている。
佐野峠からの下りは、林道ではなく東海自然歩道のルートで上佐野へ下る(おそらく旧道?)。細い階段は自転車を担いで下ろし、やや荒れて細い山径を乗って下る。
次第に走り易くなり、充分整備された径を楽しく下る。途中、1箇所階段があったので担いだが、そこを除けば乗車率は高く、95%以上乗車できた。集落直前でコンクリート舗装路となり、上佐野へ到着。
再び 同じ稜線へ登り、大島峠を越え返す予定だが、大島峠は情報が少なくどこまで径を辿れるか予想がつかない。体力的にも時間的にも、佐野側の旧道を辿るのは難しいので、峠近くまで林道で登ることにする。上佐野から少し上流の佐野橋を渡ってすぐに左折し、沢沿いの車道を登る。道は舗装になったり途切れたり、標高600m付近で別の林道に合流。ここで昼食、ラーメンを作って一服後、林道を南下。
文献によれば、二つ目の谷の辺りから取り付く径があるとのこと。大島峠の東北東にある谷に到着すると、踏み跡のような、そうでないような・・・。沢筋に沿って登ると、ガレガレの踏み跡は左側の斜面をつづらで登って稜線へ。
少し不明瞭な部分もあったが、何とか稜線の峠径へ出て、自転車を押せるようになった。
峠径は稜線から外れ、ほどなく大島峠へ・・・・・・と、大島側は峠の直下まで林道が通じている。ちょっと興ざめ。
林道に降りると、少し離れた辺りから、休道らしい踏み跡が林道から分岐している。「まあ、途中で途切れたら、林道まで戻ればいいし・・・」と、踏み跡を辿ることにした。最初、ほんのわずか乗車できたが、その後はずっと斜面の細い径で、大部分は自転車を押して下る。倒木も多く、イバラ地帯もあったが径は途切れることなく続く。
林道の斜面補強のコンクリート壁の上に出るが、植林帯の中を探すと、径が再び現れる。
標高600m付近で舗装路と交差した後は径の状態が良くなり、1km弱乗れた。途中、石仏がある辺りから径がガレて乗れなくなる。
自転車を押して下ると、沢筋になってさらに径は荒れ、水路沿いの作業小屋(廃屋?)に出た。谷津集落の外れのようだ。
ここから車道幅になった道を乗って下ると、すぐに舗装になり、県道10号に出た。県道を南部の公園まで戻り、本日の予定終了。大島峠旧道は予想以上の収穫だった。
南部の公園7:20→大和峠7:30→井出駅前7:50〜55→八木沢峠8:20→内船8:30〜40→Y字分岐9:00〜35→佐野峠10:50〜11:05→上佐野11:30〜35→佐野橋11:40→林道合流12:05〜35→大島峠入口の谷12:50〜55→大島峠13:20〜30→舗装路交差14:15〜25→作業小屋14:55→県道10号15:00〜05→南部の公園15:30
走行距離45.9km
相棒;MTB(26×1.9)