新得の市街地を出て、狩勝峠を目指しR38を北上する。まっすぐな国道を走っていると、国道と並走する径があるのに気がついた。看板が立っているようなので、国道を外れて小径に入ってみると、旧狩勝線の跡を改装した遊歩道とのこと。
狩勝峠の真下にある旧国鉄の狩勝トンネルは塞がっているようだが、かなり峠の近くまで辿れそうだ。興味をそそられる径なので線路跡の遊歩道を辿る。未舗装だが、遊歩道として整備されているので快適に走れる。
数々の鉄道遺構を見物しながら、7:45に新内駅跡に到着。機関車と客車が置いてあり、中に当時の写真や資料が展示されている。管理している方と話し込んだりして、2時間近くを過ごした。
新内駅から先は線路跡は林道と交差し、轍の残る作業道に変わる。時折、乗れなくなって押すが、雰囲気のある径が続き、楽しい。
新内駅から約6km、何度目かの林道との交差を過ぎると、線路跡は急にヤブ道になったのでR38へ撤退。約3kmで狩勝峠に到着。十勝側の線路跡をかなり詰めることができたようだ。
狩勝峠で一服後、富良野を目指して下り始めると、右側の低地にコンクリートの基礎のようなものが見えた。線路跡の遺構だろうか?さっき新内駅跡で購入した散策マップには、落合駅までの旧線の遺構も描かれている。なかなか訪れるチャンスのないだろうからと、自転車を担いで斜面を下り沢を渡ってみると、やはり鉄道遺構のようだ。
線路跡はペイユルシェペ川沿いの林道になっていて、結構快適に走れる。大したことはないなぁなどと思っていると、林道は線路跡と別れて川を渡ってR38に合流。もうしばらく線路跡を辿ってみようと踏み込んだが、押し担ぎが続く。橋は落ち、ついに靴を脱いで自転車を担ぎ、川を渡ることに・・・。
さらに自転車を押してヤブ道を進むが、時計はもう1時。時間的にも限界かとヤブをかき分けて並走するR38へ。今回は途中で撤退。あと2kmほどで最後まで辿れたのに、残念。
さて、気持ちを切り替えて80km先の美馬牛へ。R38を淡々と走る。途中、樹海峠を越え、布部までの50kmを2hrで走り、国道を外れて道道298号に入る。まっすぐな道をひたすら走って上富良野へ。市街を抜けた後R237に入らず、脇道に入ったので少し迷ったが、16:50何とか美馬牛YHに到着。ランドナーでも走れば距離が延びる。さすが北海道だ。
走行距離111.4km(サホロYH7:35→新内駅跡8:45〜10:25→R38に出る11:30→狩勝峠10:50〜55→再び線路跡へ12:05〜15→川渡る12:35→R38に出る13:05〜10→樹海峠14:00→布部15:15→上富良野16:10〜20→美馬牛YH16:50)
相棒;縦断号(650×35A)