鉾立峠は、福岡県県道32号の鉾立トンネルの上にある旧道で、以前辿った時には、トンネル上の旧道を越えただけ。今回は帆柱側の旧道を辿ってみようと、鉾立トンネル近くに四輪を停めた。
地形図では、県道の北側に旧道が描かれているが、実際は県道の南側から旧道へ登る。鉾立トンネル東側から80mくらい東の砂防ダムが入口。
砂防ダムに向かって右側斜面を登って行くと、5分足らずで峠への旧道に出る。旧道はかなり薄い。
さらに5分で鞍部の鉾立峠に到着。帆柱へ下る径を辿るが、今回も径を見失ってしまい、結局、鉾立トンネル西側に降りた。四輪は回収せずに、そのまま県道からR496のみやこ町帆柱へ下る。
焼尾峠は、犀川の帆柱地区と添田町との境にある県道292 号の車道未通部分の峠で、昨夏に敗退し、今回 再挑戦。帆柱でR439から分かれて県道292に入り、急坂を登る。
勾配が緩くなり、県道が左へ曲って市場集落へ入る分岐を、曲らずに沢沿いの未舗装作業道を進む。
横を流れる沢を渡ると、勾配がきつくなるため、自転車を押して進む。
しばらく登ると、舗装路と交差する。舗装路は広域林道のようなものだろうか?
舗装路と交差後も作業道を直進。何箇所か細い径が分岐するが、太いほうを進む。稜線に鞍部が見えると、作業道は左へカーブして別の方向へ。鞍部へ方向へ登っているガレた山径に踏み込む。
次第に山径の状態は良くなり、旧道っぽくなってきた。次第に鞍部が近づく。
鞍部へ到着すると、「從是西田川郡」の標柱が建っている。この鞍部が焼尾峠のようだ。左からは、さっき分かれた作業道が登って来ていた。作業道を詰めても鞍部に辿りつくようだ。
焼尾峠を後に添田側へ下る。登りと同じような作業道だが、伐採地で視界は開けている。
すぐに舗装路に合流、さらに少し太い舗装路に合流して、ぐいぐい下る。途中、神返林道建設記念が建っていた。
桑ノ木峠は焼尾峠の北に並行する破線路の峠で、焼尾峠下りの山口集落から少し北へ進み、小さなピークを越えると、急坂のコンクリート路が分岐している。
コンクリート路はすぐに未舗装車道になり、さらに0.2kmくらい登った谷筋で分岐しているそれらしい山径へ踏み込む。
比較的はっきりしているので、桑ノ木峠の径のようだ。分岐は、踏跡の濃さを比べながら進んだ。左側の径を選ぶことが多かった。
峠径は、途中から枝打ちの木が散乱しているので、径の左側の高台を径に並行して進む。
結局、途中で径を見失い、自転車を引きずって斜面を這い上がる。10〜15分で稜線に到着。
桑ノ木峠は、稜線を這い上がった地点から右へ20〜30mくらいの位置にあった。惜しい!
いまにも降りそうなので、すぐに帆柱へ下り始める。径は薄くて不明瞭。
しばらく下ると、焼尾峠の径に出た。先の舗装路(広域林道?)との交差後の最初の分岐が桑ノ木峠への径だった。
茶畑の脇を下って市場の集落が見えてきた。九州っぽい風景でいいなぁ。
帆柱まで下り、船頭の集落から鉾立峠への旧道を登ってみることにした。
5分くらい登ったところで雨が降り始め、今日はここで探索を断念。急いで県道32号を登って、鉾立トンネル近くの4輪を回収し、今日のツーリングを終了した。
走行距離19.0km
相棒; ケルビムパスハンター(650×38A)
鉾立トンネル東口11:45→鉾立峠11:55〜12:00→鉾立トンネル西口12:10→県道292号に入る12:10→市場12:30〜40焼尾峠13:10〜15→桑ノ木峠入口13:35→桑ノ木峠14:05〜10→市場14:25→鉾立峠旧道散策14:30〜45→鉾立トンネル東口15:05