群馬県桐生市の中心街から渡良瀬川を挟んで、太田市との境に連なる山塊を、八王子丘陵と云うのだそうだ。internetの検索で、この丘陵を横断する五條の峠があるのを知った。峠は北から順に、黒石峠,姥沢峠,籾山峠,菅塩峠,唐沢峠。地形図に表記されている籾山峠以外は、存在をまったく知らなかった。
桐生線への接続が悪いため、太田駅で自転車を組立てて10:15スタート。まずは菅塩峠を目指す。桐生線の近くを適当に走っていると、ちょうど治良門橋駅の裏に出た。そのまま線路に沿って0.9kmほど北上し、両台橋という小さな橋のある交差点を右折。まっすぐな道が菅塩に向かって延びている。途中、工事中の北関東道の下をくぐり、集落を抜けて菅塩沼のほとりに到着。すぐに舗装が切れて砂利道になる。最初の分岐は右に行かず直進、次の分岐には東屋と炭焼き釜があり、ここも左に行かず直進。その後も2〜3度分岐がある。この辺り、林道や作業道がかなり錯綜しているようだ。次第に路面が悪くなって自転車を押すが、林道は峠の少し手前まで続いていた。わずかに押し上げて、菅塩峠に到着(写真)。楚巒山楽会の黄色い看板があった。峠から桐生側への下りは倒木が多く荒れていて(写真)、前半はほとんど乗れなかった(写真)。後半乗れたので、乗車率50%と云ったところか・・・。砂防ダムの脇を過ぎ、小さな橋を渡って民家の前に出た。



ここで地図をよく見てみると、地図上に描かれている実線道とはルートが違うのに気づく。菅塩峠は、236m標高点のすぐ西の鞍部を越えているようで、下ってきたルートも実線道よりも東のようだ。
では、実線道はどうなっているのか?民家すぐ先の林道分岐を左折して、地形図上の実線道へ。1kmも登らないうちに林道は終点で、やや左側の谷に沿って細い山道が続いている。

自転車を押して入るが、倒木が多くかなり担ぐ上に(写真)、稜線の直下で道は消失・・・。斜面を担いで上がるが、どこかで道を間違えたらしく、天王山の少し北の主稜線に出た。地形図上で実線道が越えているはずの鞍部まで下るが、車道はなく踏み跡が稜線と交差していた。地図との違いを確認したいので、南側へ下ると0.1kmも下らないうちに荒れた林道に出た。どこに出るのかと下ってみると、東屋と炭焼き釜のある分岐へ出た。ルートを明確にするために、菅塩沼のほとりまで戻って再出発。今来た道を逆戻り。
東屋と炭焼き釜のある分岐を左折して(写真)荒れた林道を登ると、稜線直下で林道は終点(写真)。鞍部まで2分で押し上げる(写真)。北側は沢筋の踏跡を辿ると、さっき押し上げた倒木の多い踏跡へ出た。結局、地形図に描かれている実線道は見つからなかった。倒木を担いで越え、林道終点に出ると、R50まで2km足らずの下り。



菅塩峠を後にR50を北上し、姥沢峠を目指す。

R50とR122が分岐する辺りで山手に入り、少し大きめの用水路沿いを登る。用水路かと思ったら、姥沢と表記があった。八王子神社の横を抜け0.3km位で分岐を左へ(写真)。この分岐の辺りから未舗装になるが、急坂を登って砂防ダムの脇を抜けると車道は終点。そのまま荒れた山道が谷沿いを登っている。山道は倒木が多く、沢沿いなのでかなり荒れていた(写真)。しばらく押して登るが、峠道にしては険しいなあと思っていると、左側に並行して別の径があるのに気づいた。こちらは、少しだけつづらを巻いていて、峠道っぽい雰囲気があった。 程なく姥沢峠に到着(写真)。姥沢峠のある稜線にはハイキングコースがあって、ずいぶん人も歩いているようだが、押し担いで登ってきた姥沢峠の径は、ほどんど辿る人もなく、道標もない。峠の庚申塔がなければ、位置も判りづらいだろう。


薮塚方面への下りは、地形図に記載された破線路を辿った。稜線を少し北西方向に辿り、道標にしたがって東毛少年自然の家方面に下るが、岩の径が続き階段も多かったのでほとんど乗れなかった。この径は旧道ではないようだ。

薮塚方面へ少し下って、台地区公民館の手前を右折し、八王子丘陵北部の黒石峠を目指す。しばらく走ると、思いの外道は二車線になった。住宅街を抜け、小さな愛宕神社の横を過ぎると道幅が狭くなる。行く手に黒石峠らしい鞍部が見える(写真)。ここから傾斜がきつくなり、最後の家の横からは山道になった(写真)。路面の状態がよいので、峠まで乗って登れないことはないが、かなりつらかった。この黒石峠も、はっきりした稜線道が峠道と交差していたが、桐生方面への下りが最も細い。やや不安に思いながら下り始めると(写真)、細いながらもきれいな径で、倒木を越えるのに2,3度担ぐが高乗車率。一度 谷に下って沢を越えると、その後は楽しい下りになった(写真)。民家の屋根が見えたと思ったら、岡の上団地の北部に出た。都市近郊の住宅地と小さな古い峠が隣接しているというのも、何だか不思議で楽しいなぁ。



R50を横切り、渡良瀬川沿いに出ると、足利市駅まで快走し、自転車をたたんだ。
走行距離46.9km(太田駅10:15→治良門橋駅裏10:40→菅塩峠11:15〜30→実線道へ11:50→鞍部12:30〜40→菅塩沼12:55→引返して再び鞍部15:15→R50へ13:40→八王子神社14:05〜15→姥沢峠14:40〜55→台地区公民館15:25→黒石峠15:40→R50へ16:05→足利市駅16:55)
相棒;MTB(26×1.9)