岡山青年会館YHをスタート。県道27号を快走し赤坂町へ。ここから県道53号へ入って佐伯峠を越える(写真)。ただの舗装路ピークで味気ない。そのまま下って県道79号を南下し、大成峠を越えるが(写真)、これも味気ない舗装路のピーク。田原下の「峠」集落を抜け、和気橋を渡ってR374から県道414号で才ノ峠を越える(写真)。舗装路で交通量も少なく、緩い勾配を登っていくと、頂上付近まで民家が散在していた。
そのまま下って和気駅の対岸付近から、片上鉄道跡のサイクリングロードに入る。金剛川や山陽本線と立体交差し(写真)、R374と並行してのんびりと走る。鉄道跡は風情があって楽しく走れる。徐々に高度を上げてピークへ。残念ながら、頂上の峠清水トンネルは通行止(写真)なので、仕方なく並行するR374の傍示ヶ峠へ。
「峠」という名前のバス停のあるピークを越え、左への分岐を入ってみる。民家の脇を抜け、細い舗装路を下ると(写真)お地蔵さんもあり(写真)、やはり傍示ヶ峠の旧道のようだ。雰囲気のあるのどかな道は(写真)、片上鉄道跡のサイクリングロードと並行して片上へ下っていた(現国道は伊部へ下る)。片上線の跡を探して市街を徘徊し、海岸に出る。
煉瓦工場の多い片上の海沿いを抜け、県道425号の伊坂峠へ(写真)。舗装だが急坂で、ちょっと脚に堪えた。峠のお地蔵さんに一礼し、長船方面へ下る(伊部側のほうが雰囲気は良かった)。磯上で折り返すように長谷越を越え(写真)、佐山方面へ南下。向かい側の稜線に、八反峠や中ノ峠らしき鞍部も見えた。佐山から県道222の八反峠へ。思ったよりもきつい登りで、舗装はされているが細い道だ。切通しのピークは、車のすれ違いも困難な上、鬱蒼とした茂みで昼でも暗く、一種独特の雰囲気があった(写真)。虫明側の下りも細い道で交通量も少なく、ランドナー向けの楽しい峠だった。虫明から県道224号を登り、才ノ峠を越えて(写真)邑久方面へ下る。
邑久ICの南南西にある藤峠という集落が気になったので、邑久ICの少し西から登ってみた。手持ちの地形図では実線道だったが、細いながらも全舗装。過ぎに藤峠集落へ到着(写真)。集落で道は三叉路になっていて、西の谷から尾の村への車道に、自分が登ってきた道が合流する。三叉路より少し北側にピークがあり、さらに西の谷へ少し下った辺りから、里道が分岐していた(写真)。旧道だろうかと入ってみると、刈払われた良い感じの径が下っている。ちょっとだけ旧道トレースっぽい雰囲気を味わえたが、距離は短かくすぐに舗装路へ出てしまった。
再び邑久ICの辺りまで戻って北上。高砂山の北東の鞍部を目指す。鞍部付近に亀ヶ原という集落もあるので、きれいな道かと思っていたら、車も通れないほど細かった。でもアスファルト舗装。いつ途切れるかと、軒先の道をゆるゆると進むが、道はそのまま下りになって(一部 未舗装だったか?)、北池の集落に到着。ここから右に折れて、荒神屹
を目指す。目前の鞍部に向かって細い舗装路が延びているが、集落を過ぎると舗装は切れて里径になった(写真)。草は茂っているが乗れないほどではない。そのまま乗って進むと、径は林の中へ入り周囲は鬱蒼とした感じ。倒木もあって、少し廃道っぽくなった。路面はややラフな土の径だが、傾斜が緩いので乗れた。不明瞭なピークで、荒神屹の位置は少しあやしかったかもしれないが、それらしいところで写真を撮り(写真)、さらに進む。福里側へ下り始めると視界が開け、雑草の茂ったあぜ道のようになった。溜池の脇をかすめ(写真)、宮下の集落へ出ると舗装になった(写真)。
この8月でも充分に乗れたので、冬の無雪期ならもっと楽しいかもしれないなぁ。
今日の峠越えはこれまで。県道83号で東岡山まで走り、山陽本線沿いに岡山中心部へ。岡山青年会館YHへ戻った。傍示ヶ峠の旧道,八反峠,藤峠,荒神屹と、楽しい峠の収穫も多い一日だった。
走行距離 約110km(YH 7:40→佐伯峠8:55→大成峠9:20→才ノ峠10:10→和気10:30→傍示ヶ峠11:10→片上11:30〜45→伊坂峠12:00〜15→長谷越12:45→八反峠13:10→才ノ峠13:30→藤峠13:50→荒神屹14:30→YH 16:00)
相棒;借用シルクランドナー(650×38A)
ラベル:岡山の峠