新見駅で自転車を組立て、県道8号へ。交通量も少なく、静かな舗装車道を登っていくと、15分で川面峠へ到着(写真)。峠付近は、まだ晴れきっていない朝霧が民家にかかり、良い雰囲気の峠だ。神代方面へ下ると、途中 谷底にある布原の駅がちらりと見えた。備中神代の駅を過ぎ、R182を右折。丸の坂トンネルをくぐるよりは、その上にある旧道を辿ることにした。R182を外れ、北にある畑原の集落から旧道へ入る。全舗装だが、交通量は皆無(写真)。途中には車も通れないほど道幅の狭い区間もあり、不思議な舗装路だ。畑原から約20分で峠に到着(写真)。上市側は普通の舗装路だった。上市からはR180を北上。小原から千屋ダムの東側にある灰ヶ峠という集落へ登ってみた(写真)。「峠」というほど明瞭なピークではなく、民家が山腹に点在し、いくつかアップダウンがこれをつないでいた。集落の名前が単に灰ヶ峠なのか、阿福へ越える道のピーク(写真)を灰ヶ峠というのかは不明。
阿福まで下り、阿福トンネルを抜けて、別所川に沿ってさかのぼる。別所の集落を過ぎて少し登ると、未舗装の車道になったが、用郷までの約1.5kmが、思いもよらず荒れた道で、急勾配のつづら有り、ブッシュ有りで楽しかった(下り側にコースをとれば、もっと楽しい?)。
用郷からは再び舗装。県道317号で大佐町へ入る。大井野の集落から県道443号の市倉峠を越え(写真)、千屋から県道111号の桑平峠へ(写真)。峠のお地蔵さんに一礼し、鳥取県側へ下る。上石見駅で自転車をたたみかけて時刻表を見ると、次の電車まで2時間半!しかも新見駅では、各駅停車には乗り継ぎ難いようなダイヤが組まれているため、岡山への到着は21時頃になってしまう。これは大変、と上石見駅から県道8号を南下。途中、谷田峠を越え(写真)、備中神代駅まで走って自転車をたたみ、芸備線からの電車に乗って新見へ。岡山のYHには何とか20:00前に到着した。
走行距離77.9km(新見8:20→川面峠8:35→丸の坂9:30→灰ヶ峠10:40→県道317号ピーク12:30〜55→大井野13:10→市倉峠13:30→桑平峠14:30→上石見駅14:50〜15:30→谷田峠15:40→備中神代駅16:20)
相棒;片倉シルクキャンピング(650×35B)