楢井坂への登り口を探しながら高梁の町を抜け、伯備線をくぐる。短大(大学?)の前にハイキングコースの道標があったので、これにしたがって楢井坂を登り始めるが、10%前後の急坂が続く(写真)。交通量はほとんどなく、静けさの中 じわじわと登って、30分ほどでピークに到着(写真)。ピークは愛宕山への道が分岐していた。楢井の集落へ下ってR484に入ると、大久保の集落までも下り。大久保からわずかに登っただけで、大久保峠に到着。峠はR484改修時に 開削されたようで、現在の車道より東側の一段高い所に旧国道らしき車道があった(写真)。峠からの下りは、現在の国道に入らず旧車道を下った。霧がかかっているのが少し残念だが、高梁の町並が眼下に広がる(写真)。旧車道の下りでは、途中 山径が交錯していたようだが、さらに古い旧道なのかもしれない。
再び高梁の駅前に戻り、今度は市街地の西にある真似男ヶ峠を目指す。県道302号に入り、高梁大橋を渡って舗装路を登ること30分、真似男ヶ峠に到着(写真)。これといって峠を記したものもなく、バス停の名前も 唐傘堂 となっているように、笠のようなお堂にお地蔵さんが2体安置されていた。峠を西へ下ると、すぐに広域農道(?)に出たので、成羽川沿いの井谷まで下る。
成羽川を少し遡って県道35号に入り、10kmほど登ると梨ノ木峠。2車線舗装路の峠で、これといって何もなかった(写真)。宇戸谷まで下って県道166号に入り、少し登ると槙ヶ峠(写真)。細い車道で交通量も少なく、少し鬱蒼とした峠。影谷川に沿った下りも、のんびりとした風景の中、楽しく下れた。ランドナー向きの峠だ。
一旦、R180に出て美袋駅の辺りから県道54号に入り、仏ヶ峠を越える。2車線舗装路で、峠付近は道の拡幅か何かで工事が行われているらしく埃っぽいので、写真を撮って早々に山田へ下った。
山田の集落から再び北上し、蟻ヶ峠を目指す。集落の間の細い道を抜け、華光寺への分岐で舗装が切れた(写真)。分岐には手書きの案内板があった(写真)。峠が近づくと斜度が増し、砂地が深くなって少し押した。ランドナーで乗って越えられないとは思ってもみなかった。峠よりも少し手前にお地蔵さんがあり、ここを過ぎると切り通しの蟻ヶ峠に到着(写真)。峠から南西方向の鬼身城跡(284.3m三角点)への登山道があり、登山者用なのか杖が何本もおいてあった(写真)。一休みして下りにかかると、峠下0.2kmからコンクリート舗装。塩田へは下らず、田広木から蟻ヶ峠の東方にあるピークを越えて久代へ下った。こちらのピークは峠の名前らしいものはなかったが、馬頭観音が祀られていて(写真)、峠らしい風情があった。久代から県道80号で総社へ向かい、総社駅で輪行。YHに戻った。明日からは仕事だ!
走行距離62.5km(高梁駅8:30→楢井坂9:05→大久保峠9:15→高梁駅9:40→真似男ヶ峠10:10→井谷10:25→梨木峠11:25→槙ヶ峠11:40〜45→仏ヶ峠12:45→蟻ヶ峠13:10〜20→馬頭観音13:30→総社14:05)
相棒;片倉シルクキャンピング(650×35B)