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2007年12月15日

萱切隧道と鉾立峠

小学校半ばまで行橋で暮らした自分にとって、木井馬場や伊良原といった地名は懐かしい。その木井馬場あたりに萱切隧道という素掘りのトンネルがあるのを、とあるサイトで知り、訪ねてみた。
実家を出発し、R10に並行する県道254号で南下。行橋からR496に入り、豊津経由で木井馬場へ。隧道の正確な場所を知らなかったので、適当に目星をつけ、犬丸という集落から築城の伝法寺に越えている破線路を入ろうとした時、偶然歩いていた地元の方に萱切隧道の場所について教えていただいた。
隧道入口はここではなく、祓川のもっと上流の集落であること、築城方面から木井馬場側へ医者を呼ぶために掘られた隧道であること、昨秋お子さんと歩かれた時には築城側の径がかなり荒れていた事、等々。お礼を言って再びR496を南下。教えていただいたとおりに辿る。道を入って行くとすぐに分岐があり、初めは細いほうの径を直進したが、竹藪に入って径は消滅。分岐に戻って、左の太い径を進む。深く掘れた径を登って行くと(写真)、ガレて岩がゴロゴロしている箇所が多いが、思ったより傾斜が緩く道幅も広い(写真)。15分くらい自転車を押していると、径はつづらを巻いて(写真)
萱切隧道へ1萱切隧道へ2萱切隧道へ3
萱切隧道に到着(写真)。隧道は高さ2mくらいの素掘りで(写真)、長さも20〜30mくらいだろうか。隧道内(写真)はもちろん未舗装だが、自転車で乗れないこともない程度。
ついに萱切隧道へ隧道へ入る萱切隧道内部
築城側に抜けると、ガレた急坂の径が草に覆われている(写真)。と、その時、自分の2mくらい後を鹿が数頭 駆け抜けていった。登りの途中でも気配がすると思ったら、猪ではなく鹿だったようだ。
築城側の下りにかかるが、乗れるような場所はほとんどなく、岩や倒木でガレガレの径を(写真)自転車を押し担いで下る。激しいヤブもなく、道に迷うようなこともなかった。途中、2箇所ほど小さな案内板もあった。20分くらい下るとコンクリートの林道に出(写真)、そのまま集落へ。
築城側の下り1築城側の下り2コンクリートの林道に出る
本庄から県道237号を南下し、鉾立峠を目指す。以前、鉾立トンネルは抜けたことがあるが、地形図や山地図では峠越えの旧道が破線路で描かれている。寒田の集落を過ぎていよいよ登りにかかると、カーブごとに通し番号が書かれた標識が立っている。地図によれば、No.20のカーブのあたりから右に旧道が登っているはずだが、道らしいものは見当たらない。とりあえずトンネル口まで登ると、すぐ上に稜線が見えているので、右側の斜面から無理やり這い上がってみると、鞍部に到着。どうもトンネルの左側から径が上がってきているようだ。自転車をとりに峠道を下ってみると、途中で不明瞭になったが、トンネル手前の駐車スペースのあたりに出た。自転車を担いで再び鉾立峠へ。鉾立トンネル(築城側)に向かって左側の駐車スペースから(写真)、小さな涸沢を渡って斜面を登る。すぐに峠への径に出るが判り難いが峠の鞍部はすぐそこなので、おそらく何となく径っぽい所を押していると、峠に着いてしまうのだろう。峠が近付くにつれ、径ははっきりとしてくる(写真)。といってもほとんど距離はない。トンネル口から5〜6分で鉾立峠に到着(写真)。一服しようかと思っていたが、風が冷たいのですぐに下りにかかる。最初、径ははっきりしていたが、県道が真下に見えるようになると(写真)、途切れてしまった。斜面を下ると鉾立トンネルの真上に出た。トンネル脇を下る道があったので、下って一服。
左側の駐車スペース鉾立峠へ鉾立峠トンネル犀川側
県道を下って桑の木峠を目指すが、山地図を参考にしたため大きな間違いをしてしまい、まったく別の道へ入り込んでしまった。沢を担ぎ上げ山径を辿るが、当然道はなく敗退。1時間強のヤブこぎ&山歩きを強いられてしまった。結局、R496へ戻り、伊良原,木井馬場を通って、朝来た道を逆戻り。今井の祇園さんに寄った後、実家まで自走した。(よく考えると、午後は峠越えの成果のない、ちょっと悔しい一日となった。)
走行距離111km(小倉7:00→豊津8:10→木井馬場8:50〜9:20→萱切隧道9:40〜10:00→本庄10:20→鉾立トンネル11:40(〜12:05)→鉾立峠12:11〜15→トンネル犀川口12:20〜35→ヤブこぎ&山歩き12:40〜14:40→八景山(豊津)15:40→今井祇園(行橋)16:15〜30→実家17:30)
相棒;ケルビムパスハンター(650×38A)
posted by たおたわ at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 山口・九州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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