少し下ると向かって左側に、車道幅の廃道が分岐している(写真)。入り込んでみると、木が立ちふさがっているが(写真)、踏跡が続いていたので自転車を押し上げる。5分ほどで稜線に出ると、稜線上の九州自然歩道に合流。ここが旧峠だろうか?残念ながら、大入側へは道らしいものはなく、再び耶馬渓側のトンネル口へ引返す(写真)。
耶馬渓へ下る道は川原のようなガレ道で、木や岩がゴロゴロしている(写真)。コンクリート敷きの箇所もあるので、自転車を押したり無理やり乗ったりが続く(以前に越えた高知の本蚯蚓坂のような感じだった)。一か所だけ笹の茂ったブッシュがあるが、大したことはなかった(写真)。廃プレハブを過ぎたあたりでコンクリート道になったが、すぐにまた川原並みのガレ道になり(写真)、トンネル口から20分ほどで舗装路に出た。(かなり無理はしたが、650×38Aのパスハンターでも6割位は乗れた。MTBなら同程度か もう少しは乗れるだろうか?)
舗装路を下ること約6km、耶馬渓鉄道跡のサイクリングロードに出た。途中、擲筆峰辺りで休憩して菓子パンをほおばり、守実まで快適にサイクリングロードを走る。守実からはR212の旧国道を通り、奥耶馬トンネルの旧道にあたる大石隧道へ。集落へ通じる道から隧道への分岐で少し迷ったが、守実から40分ほどで大石隧道に到着(写真)。インターネットのサイトで見るより、やはり実物の迫力は凄まじい。入口は礫がむき出しで、内部も1/3くらい埋まったような感じ(写真)。昨日の萱切隧道をずっと大きくしたような感じでもある。隧道を抜け(さすがに内部は乗れなかった)、日田方面へ下る(写真)。日田側はすぐにコンクリート舗装になり(写真)、奥耶馬トンネルの脇に出た。
そのままR212を下ると市ノ瀬集落の辺りで「史跡 石坂石畳道」と看板があるので、これにしたがって
途中、県道720号と交差し、しばらく押し上げると平坦になって集落のはずれに出た(写真)。民家の前を通って舗装路に出、さらに走ると県道と交錯するが、日田往還の道は再び県道と別れて、少し北側を並行するようだ。途中、未舗装になり(写真)きれいな里道の部分もあるが(写真)、最後は猪除けの柵にはばまれて直下の県道に降りた。さらに県道を走って伏木集落のはずれが伏木峠にあたるのだろうか?峠はなだらかで、ピークが不明瞭のようだ。(写真)
耶馬渓側の旧道らしい痕跡を探しながら下るが、特に何も見つからなかった。途中、境の谷橋で「中津市」の表示があり、ここが市境になっている。そのまま下ってR212で守実へ。再び耶馬渓サイクリングロードで、今度は中津駅まで全線を辿ってみる(写真)。途中、白地,下郷などの駅跡があり(写真)、トンネルや橋梁も多く残っていた(写真)。途中、青の洞門や耶馬渓橋へ寄り道後(写真)、中津駅へ疾走。野路を過ぎたあたりからは、県道に並行する部分や歩道に近い部分が増え、風情がなくなったのは残念だったが、とりあえず中津駅近くまでは、電柱に自転車道線のような表記があったので、ほぼトレースできたようだ。中津駅で自転車をたたみ、日豊本線で帰路についた。
走行距離105km(中津駅7:00→大入の分岐8:20〜9:10→大入隧道9:25〜30→旧峠散策9:30〜40→舗装路に出る10:00〜10→守実11:45→大石隧道12:25〜35→石畳入口13:00→伏木峠13:55→守実14:20〜25→耶馬渓橋15:55→中津駅16:35)
相棒ケルビムパスハンター(650×38A)