少し遅い出発で9:00スタート。409号を登り帯那トンネルへ。トンネル手前の左側から旧隧道へ通じるらしい道が登っていたため踏み込んでみたが(写真)、凄まじいヤブなので撤退。反対側から探ろうと帯那トンネルを抜けた。すぐ左折して舗装路を登ってみたが、0.3kmくらい進むとコンクリートの壁に突当り、道は行止りとなった(写真)。どうも変なのでよく見ると、壁の上のほうに「帯那隧道」の文字が・・・(写真)。旧隧道は完全に埋められてしまったようだ。
仕方なく引き返し、現帯那トンネルの県道を横切って0.1kmほど先に「帯那峠と石龕」の標識がある(写真)。標識にしたがってコンクリートの急坂(写真)を登ること1km弱で帯那峠に到着。眼下に帯那の集落を望む、良い雰囲気の峠だ(写真)。峠を越えてコンクリート路が続いていたので下ってみたが、しばらく進むと道は登り始め、帯那峠の北西方向の尾根道に合流、ぐるっと回って峠の南西にある鞍部を越えて帯那集落へ降りてきた。よく探せば帯那峠北側の旧道があるのかもしれないが、今回は断念。
帯那から再び県道409号を登り始めると次第に展望が開け、振り返ると帯那峠の鞍部がはっきりとわかる(写真)。さらに登ると県道409号は藤田集落の手前で731m標高点の尾根を巻いているが、地形図には並行して実線の道が描かれている。西側は私有地のようだったため、東側からコンクリート路を登ってみた。廃公園の脇に石祠があったが(写真)、西側へ下るルートはよくわからず撤退した。藤田集落を抜け、藤田峠の小さなピークを越えると(写真)、いよいよ四尾連に到着。
四尾連峠への道は、県道で四尾連湖畔まで行って峠へ登るコースがあるようだが、四尾連の集落から湖畔を通らずに、地形図にある神社の付近を通って峠へ登るルートもあるような気がした。四尾連公民館の少し手前に大きなお堂のような建物があり、そのお堂の脇の沢沿づたいに細い径があった(写真)。この径を辿って登って行くと、民家に突き当たった。民家の裏手に山径が登っていたので(写真)自転車を押し上げる。最初は山仕事の作業道のようで、少しヤブっぽいが、つづらを巻き始めると次第にしっかりとした径になった(写真)。
20分ほど急坂のつづらを押し上げていると、突然 鳥居が現れた(写真)。石段を登ると神社があり、案内板によると子安神社というらしい。その神社の左手(西側)に径が延びているので辿ると、所々 倒木はあるがよく踏まれた広い径が緩く登っている(写真)。四尾連湖も時々見えるようになり、神社から15分くらいで峠に到着(写真)。径は峠の直前で、湖畔からの作業道と合流していた。
峠で昼食をとった後、下りにかかる。「市川本町駅→」の標識もあったので(写真)、かなり歩かれている道らしく、しばらくは極上の山下りが楽しめる(写真×2)。途中、沢が崩れていてロープで渡るような箇所もあるが(写真)、仏岩のあたりまでは95%くらいの乗車率だった。
仏岩のあたりには展望台もあり、甲府盆地から八ヶ岳も展望が利く(写真)。ここを過ぎると径は少し急になりガレた箇所が多くなるようで(写真)、脚を着いたり自転車を押したりしながら下る。展望台付近から2.5kmくらいでY字路の分岐があり(写真)、左は市川大門駅、右は市川本町駅と書かれた標識があった。どちらの径も乗れそうだったが、今回は市川本町への径を選んだ。少しガレていたが乗車可能な山径を下り、分岐から1kmくらいで大門碑林公園に出た(写真)。四輪を停めた市川公園までは2km弱の距離。久しぶりに楽しい山下りが味わえたので、今日はこれでおしまいにした。
走行距離20.6km(市川公園9:00→帯那トンネルと帯那隧道探索9:15〜40→帯那峠9:50〜55→藤田峠11:15→四尾連11:20〜30→子安神社11:50〜12:10→四尾連峠12:25〜45→展望台13:05→大門碑林公園13:55〜14:00→市川公園14:05)
相棒;MTB(26×1.9)