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2006年05月05日

焼堂峠と宇峠周回

昨日、リムが変形し、インフレータを持っていないのに気づいた。その上「阿波の峠歩き」という文献では、「焼堂峠の半田側からの道はあるが、消えかけていてわかりにくい」とある。まあ、迷って引き返す可能性が高いし、パンクしても押して戻れない距離ではないので、行ってみることにした。
半田から県道256に入り県道258が分岐する辺りの川又に車を停めた。県道256で東谷川を遡り、上蓮・折坂 方面へ。最初はのんびりと登るが、上蓮の集落を過ぎるとかなりつらい登りになった。06050501.JPG谷の奥で沢を渡って折り返し、一往復すると車道は終点。ここで折坂に住んでいるお爺さんに焼堂峠までの道の概要を教えてもらった。車道終点からそのまま左に折れて斜面を登る山道を登る(写真)。すぐに錆びたトタン屋根の家を過ぎて分岐を右、果樹園の中の次の分岐は左へ。そのまま進むと杉林の中に廃屋が立ち並ぶ(写真)。途中で何度か道を見失うが、廃屋を縫って登っていく。道はコンクリートの用水路に突き当たり、用水路に沿って少し登ると、コンクリートの小さな板(橋?)を渡り(写真)沢を離れる。06050502.JPG06050503.JPG再び集落跡を通って尾根筋に登ると、小井野からの道(踏み跡)と合流してそのまま尾根を登る。
お爺さんの話だと、焼堂峠へは尾根の途中で左に登るが、判りにくいとのこと。左に進む道を見つけて進んだが、がけ崩れ跡の岩場に出た。適当に登っていると、右から旧道が合流してきた(左に入るのが少し早過ぎ)。06050504.JPG06050505.JPGそのまま旧道を押上げるが、尾根を巻くと倒木と崩落が続き、しばらくは尾根上のエスケープルートを旧道と並行する。再び旧道に戻り、斜面を急登すると、ようやく焼堂峠に到着(写真)。峠でしばらく休憩後、中横へ下るが、途中から道は不明瞭になる(中横から登ると、かなり迷う?)。適当に下っていると、屋根が見え始め集落跡に到着。そのまま廃屋のならびに沿って進むと、道は下らず水平方向に延びている。よく踏まれて乗車率も高く、しばらく乗っていると、寺地の集落跡に到着。寺地集落跡の手前から、農作業用のモノレールが並行する(写真)。寺地から大宗までの道も乗車率は高いが、ずっとモノレールと一緒。
06050506.JPG06050507.JPG大宗の集落に入り、宝珠寺への分岐を過ぎて0.3kmほど先の谷の右側に踏跡があるが、これが宇峠の入口だった(写真)。右手の民家を過ぎると、ほぼ水平な道が分岐するがこれには入らず、そのまま直登。沢沿いに谷の右側を急登する。谷が左にカーブし、稜線が近くなると2〜3往復をつづらで登って宇峠に到着。峠には石仏が何体もあった(写真)。峠から北の成谷へ下る道は明瞭だが、ガレていてほとんど乗れずに押した。沢を渡って成谷集落(跡)を過ぎると少し登って尾根を越える。稜線上に道はあるがこれには入らず、尾根を巻くと再び分岐があるが、これにも入らずに斜面に沿った道を押す。道が次の稜線上を下るようになると高乗車率(写真)06050509.JPG06050510.JPG0.5kmほどで左に沢をまたぐと道はガレて、押していると安場峠に到着(写真)。安場峠は道が多数分岐していて迷ったが、何とか探し当てて、ガレた急坂を10分ほど押して下ると作業道に出た。そのまま下ると0.2kmで舗装になり、高清を経て川又に戻った。

走行距離13.9km(川又8:00→車道終点8:55→コンンクリート板9:25→焼堂峠10:40〜11:15→廃集落11:30〜11:45→宇峠入口12:25〜13:00→宇峠13:35〜50→安場峠15:10→作業道15:20→川又15:40)
相棒;MTB(26×1.9)
ラベル:焼堂峠 宇峠
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2006年05月04日

越途峠

リムの変形でトゴエを断念した上に、インフレータを家に忘れて来たのに気づく。しかし、小さな峠なら越えられるだろうと車で穴吹まで移動し、R492を南下。県道255が分岐する宮内に車を停め、穴吹川に沿ってR492を南下後、越途峠を南から北へ越え返した。
06050405.JPG車を停め走り出すと、すぐに調子野橋を渡り、白人神社の前を過ぎる。越途にちなんだ恋人同門やら恋人橋を過ぎ、拝立橋を渡って約0.3kmで、右に戻るように登って行く舗装路が分岐する。ここが拝立への登り口で、登って行くとすぐにコンクリート舗装路になっ(写真)た。登り口から約0.6kmの左急カーブから、右手の廃屋に入って行く山道へ。道は廃屋を数軒縫って、斜面を上がると、左から登ってくる
06050406.JPG06050407.JPG旧道へ合流した(山道に入るのが少し早過ぎた?)。旧道は明瞭だが荒れていて、ヤブや倒木も多い(写真)。15分ほど押していると、荒れた切通しの越途峠に到着(写真)。

06050408.jpg切通しの向こうは鳥居と祠があった(写真)。峠からの下りは道の状態が良く、乗車できたが0.2kmくらいでコンクリート道になった。首野の集落を縫って下っていくと調子野橋の辺りに出た。(峠から稜線付近を旧道が下っているそうだが、今回はやめた)

走行距離9.1km(調子野橋15:55→拝立入口16:15→越途峠16:45〜55→調子野橋17:15)
相棒;MTB(26×1.9)
ラベル:越途峠
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杉のたわ

早朝、土佐町の道の駅を出て大歩危まで車で移動。駅近くに車を停め、杉のたわへ。「たお」「たわ」「とう」などは峠の意味で、特に中・四国に広く分布し、峠乢屹嵶などの漢字が宛てられることも多い。
06050401.JPG南に遡るように吉野川に沿って走り、斜面に貼り付いているような、榎,土日浦,吾橋などの集落を縫って高度を上げる。不思議と、天竜川中流の山村の風景に似ている(写真)。上吾橋の御所神社を過ぎて尾根を巻くと、0.1km強で分岐があり、左へ急登する。左に民家入口の道を分けた後、再び分岐。直進は 林道鶏足山線とあるが、そちらへは進まず、左へ急角度で登る舗装路へ。
06050402.JPG06050403.JPG06050404.JPG
すぐに舗装路から旧道が分岐し(写真)、押上げ10分で杉のたわ到着(写真)。しかし、舗装路が越えていた。おそらく、さっきまで登っていた舗装路だろう。
東側の下りも舗装路で下っているが、旧道を見つけたので入ってみる。道は明瞭だが、ヤブや倒木で乗れない。10分も押していると、峠から下ってきた舗装路に合流。
重末の集落まで下り、今久保を経て中尾に到着するが、閑定への道は見当たらなかった。中尾から かずら橋へ下る破線路は、廃道でかなりきついヤブ。なんとか県道32号に出るが、下り途中でリムが変形。トゴエはあきらめ、祖谷トンネル経由で大歩危まで戻った。

走行距離32.3km(大歩危7:55→五所神社8:55〜9:20→旧道入口9:45→杉のたわ10:00〜15→中尾11:20〜45→かずら橋口12:40→祖谷トンネル13:10→大歩危13:25)
相棒;MTB(26×1.9)
ラベル:杉のたわ
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2006年05月03日

樫山峠と大峠の敗退+下津野峠

県道16号 赤良木トンネルの東にある樫山峠、早明浦ダムの北にある大峠(おおたう)、どちらも片側は辿れたが、下りルートは見つからず、引き返した。
県道16号が相川川に沿って南下し、川を渡って大峠に登り始める地点が立割大橋。この橋のあたりに車を停め、昨日下った県道16号を登った。実は昨日、樫山峠へ向かうか赤良木峠へ向かうか迷い、赤良木峠を選んだが、やっぱり樫山峠が気になった。。06050301.JPG赤良木まで標高差600mを75分で登りきり、トンネルを抜け付近に注意しながら下ると、カーブに「樫山峠経由 三辻山登山口」の小さな看板があった(写真)。山道に入り、自転車を押上げる。最初はガレた急坂だが、谷沿いの斜面を上がると、きれいな道になり、少し緩くなった(と思う)。30分も押していると樫山峠に到着(写真)。峠はなだらかな鞍部で、三辻山への登山道が延びている。しかし樫山方向へ下る、沢のような道は、倒木が凄まじく進めないと判断(写真)。今来た道をぜーーんぶ引き返した06050302.JPG06050303.JPG06050304.JPG

立割橋まで下るが、まだ11時過ぎなので、そのまま車で移動し、早明浦ダム直下の公園に車を停め、今度はダムの北にある大峠を目指す。汗見川に沿って県道264号を遡った。車も少なく、緩い登りをのんびりと走っていると、作屋敷への分岐を過ぎてしまい、嵯峨野まで来てあわてて引き返した。分岐から作屋敷方面の登りは、かなりきつい登りで、1.4kmくらいで舗装も切れた。途中休み休み登り、大峠直下(標高差100mくらい)まで谷を詰めると、林道は左へタイトターンで登り、谷の奥に進む作業道が分岐しているが、これを入っても谷を巻いて北へ進んでしまうので引き返した。仕方なく分岐に戻って、タイトターンの林道を登ると、3つ目くらいのカーブにそれらしい桃色テープを発見(写真)。06050306.JPG06050305.JPG
入口は少し崩れていたが、斜面を登ると旧道が延びていた。押上げること15分、稜線の大峠に到着(写真)。しかし稜線には林道が延びていた。この林道、北へ辿っても南へ辿ってもヤブっぽく、どっちへ下れば良いかも判らない。かなり探したが、大峠の西側の下り口も全く判らなかったので、仕方なく元来た道を引き返した。

このままで終わっては面白くないので、お気楽な下津野峠を越えることにした。早明浦ダム直下から吉野川に沿って県道263号を下る。対岸をR439が並行している。06050307.JPG
ダム直下から約5km下流にある沈下橋を渡ると、下津野を経てR439に出る。R439は、ここから尾根を巻いて本山方面へ延びている。この尾根を巻く先端が下津野峠で、標高差20mくらいだろうか?峠には「下津野峠」のバス停があり、弁天様も祀られている。写真をとって峠を後にし、車を停めたダム直下まで戻った。

走行距離74.8km(立割大橋7:45→樫山峠入口9:05→樫山峠9:35〜10:25→立割大橋11:05,ダム直下12:30→作屋敷入口13:10→山道入口14:35→大峠14:45〜15:25→作屋敷分岐15:50→ダム直下16:10→沈下橋16:25→下津野峠16:35→ダム直下16:50)
相棒;MTB(26×1.9)
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2006年05月02日

中ノ川越と赤良木峠

土佐町の周辺には、興味深い峠が散在する。道の駅さめうら を起点に、南の中ノ川越を越えた後、赤良木峠を越え返した。中ノ川越は乗車率の高い楽しいルート、赤良木峠の北側は廃道だが・・・。
道の駅を出発し、伊勢川川沿い(四国には、〜川川という名前の川が多い?)を快走する。溜井方面への分岐を過ぎると、道は斜面を登り始める。伊勢川のバス停を過ぎ、しばらくは大黒様(大国主神社)方面の看板を頼りに登って行くが、作業道や林道が複雑で、道を見失う。林道を、位置を確認しながら登っていくと、中ノ川越登山口の看板がありホッとした(写真)。林道を乗ったり押したりしていると、林道終点に再び「中ノ川越登山口」の表示板があり、ここから山道に入る。明瞭な峠道は、傾斜も比較的緩く押しやすく、15分ほどで静かな中ノ川越に到着。峠は、地元の田井小学校などの卒業記念登山ルートになっているようで、登山記念の看板がずらりと並ぶ(写真)。
峠で一服後、中ノ川へ下るが、9割くらい乗れる美しい山道。展望こそ利かないが、楽しいルートだった。H5年修正の5万図にあるとおり、途中、林道に出るが、少し登ると839m鞍部から再び旧道(作業道っぽい)が分岐する。ここからも8割くらい乗れる美しい道が続く(写真)。中ノ川が近づくと再び分岐があり、旧道は直進しているが荒れているようなので、この分岐を急カーブで西の谷へ降りた。道は林道からコンクリート舗装になり、中ノ川集落跡に到着(廃村)。
06050201.JPG06050202.JPG06050203.JPG
少し下って中ノ川橋を渡らずに右折して、林道を西へ登る。途中、チェーンがあり、立入禁止だったので、幽体離脱して肉体と自転車を持って空中浮遊で移動した。移動中確認すると、沢沿いの林道は草が生えていたりで廃道っぽいが、谷の奥で折り返すと普通の林道になる。そのままピークを一つ越えて、県道16号に出た。出口で振り返ると「椛蛻齒、店私設林道」とあった。出口で再び肉体と合体して、自転車に乗り登り始める。赤良木トンネルの少し手前から左へ(南へ)延びている林道に入り、荒れた急坂を登ると赤良木峠に到着。峠はドロマイト採取で荒れ放題、荒涼としている。旧道はないかと探すと、鞍部北側の高台からヤブの中に延びている道を発見(この高台が赤良木峠で、現在の鞍部はドロマイト採取で峠よりも低くなったのだと思う)。ヤブを突き抜けると、非常に明瞭な車道幅の道が緩傾斜で延びている。ただし木は茂りヤブが多い。かなり辛抱強く自転車を押し担ぐが、ヤブがイバラに変わると、痛くて進めない。山仕事の道が、この旧道と直行するように稜線を下っている。
06050204.JPG06050205.JPG06050206.JPG
はるか先に、旧道の石積みが見えているが、一面イバラの海!これ以上進むのは断念して、山仕事の道を滑るように担ぎ下ろすと、5分で県道に出た。舗装路を快適に下ると、大峠からは高須方面の棚田が美しい。相川川沿いまで下ると、溜井峠を越え東隣の伊勢川川沿いへ出、道の駅に戻った。06050207.JPG
走行距離51.0km(道の駅6:55→伊勢川バス停7:30→林道終点8:50→中ノ川越9:00〜15→中ノ川橋10:15→県道に出る11:45→トンネル口12:05→赤良木峠12:25→作業道交差地点13:15〜30→立割大橋13:55→溜井峠14:45→道の駅15:15)
相棒;MTB(26×1.9)
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2006年05月01日

旧小島峠の8の字周回

昨夜、ようやく四国に上陸。そのままR192を走り、貞光の道の駅で車中泊。本日はR438を南下し、一宇の白井橋のたもとに車を停めて、小島峠の旧道と車道を8の字周回した。旧道は、自分には明瞭な道と思えたが、ガレた部分や枝が多く、ほとんど乗れなかった。
白井橋から車道を登ること7.6km、旧小島峠の入口に到着(写真)。車道の峠よりも0.15kmほど一宇側から、比較的判り易い山道が延びている。急な山道を押上げること15分、小さな祠と看板のある旧小島峠に到着(写真)。看板に「旧」と書いてあるのも珍しい。ここで昼飯を食べ、30分ほど昼寝(峠での昼寝は最高!!)。
昼寝から覚めて、気分の新たに菅生側へ下り始める。道は明瞭だが、ガレていたり倒木や枝が多かったりで、ほとんど乗れなかった(写真)。地図よりも勾配が緩く、等高線をあまり横切らずにダラダラと下っていく。道を間違えたか?とも思ったが、怪しい分岐もなかったのでそのまま下る。
06050101.JPG06050102.JPG06050103.JPG

途中で沢をいくつか渡るが、2つ目,3つ目の沢は深く、落ちたらタダではすまない。06050105.JPG06050104.JPG岩壁の径もあり(写真)、傍らには石に掘り込んだ明王様も祀られている(写真)。06050106.JPG旧峠を押すこと1hr、五郎谷林道に出るが、まるで川原(写真)。ほとんど乗れず、5分も押すとすぐ下を並行している舗装路へ担ぎ下ろした。

そのまま舗装路を小島峠まで登る(写真)。さっき登った旧峠への入口の、ほぼ反対側を下る山道へ入る(写真)。一宇側の旧道は、ガレた部分は少ないが、倒木が多くて乗れなかった。923m標高点の南にある鞍部の手前で少し乗れるが(写真)、鞍部では路を見失う。鞍部から923mピークのほうへ稜線を辿ると、タイトターンで旧道が下っていた。漆日浦の集落が近づくと、路はガレガレ。漆日浦まで上がってきている車道に出る。06050107.JPG06050108.JPG06050108.JPG





さらに注意深く探すと、カジヤ谷に沿って旧道が下っている(写真)。この谷沿いの旧道は、かなり歩かれているようで、距離は短いが95%以上の乗車率。06050110.JPG06050111.JPG軒先や神社の脇を通って下るが(写真)、1kmも下らないうちに舗装路へ合流。
すぐに小島峠への県道261に出、白井橋まで登り返した(白井橋の欄干には「志ろい橋」と刻んであった)。この日は、そのまま貞光,阿波池田経由で土佐町まで車で移動し、道の駅「土佐さめうら」に車中泊。

走行距離20.3km(白井橋10:05→旧峠入口11:35→旧小島峠11:50→舗装路に出る14:05〜15→小島峠15:05〜15→漆日浦16:05→白井橋16:50)
相棒;MTB(26×1.9)
ラベル:旧小島峠
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2005年05月03日

大野見峠から本蚯蚓坂

昨日は、七子峠,焼坂峠とヤブこぎでの成果があったが、入口の見つからなかった本蚯蚓坂が気になる。地形図に「本蚯蚓」と記述された破線路はずっと尾根道のようなので、下りならヤブこぎでも何とか突破できるのではないだろうか?今日は大野見側から入ってみようと、久礼の町をスタート。
県道41号で夏枯峠を目指す。全舗装で標高も400m足らず、一気に峠まで登った(写真)。路線バスが通り過ぎて行き、峠の石仏さんに一礼してバスの後を追うように大野見方面へ下る。最初、県道を離れて猪ノ口谷橋を渡って峠道を探すが、入口間違い。再び県道に戻って下り、落合橋で県道を離れて(写真)本蚯蚓へ。1km足らずで舗装が切れ、さらに0.6kmで林道は行止り(写真)。峠への径は見当たらない(なぜか「携帯電話通話可能」の立札がぽつんと立っていた(写真))。
夏枯峠落合橋林道終点携帯電話通話可能
しばらくヤブをかき分けて周囲を探したりしていると、林道終点よりも少し手前(距離 約50m)から左側へ緩く登って行く山径が見つかった(写真)。自転車を押して登ると良く踏まれた径で(写真)、稜線の鞍部まで約10分、あっけなく到着してしまった(写真)。
峠への山径分岐大野見峠へ大野見峠
いよいよ本蚯蚓坂の下り、「平成五年度 皇太子殿下御成婚記念の森造成」と書かれた標柱の横を通り過ぎ、きれいな山道を下る(写真×2)。が、次第にガレガレの径に変わり、自転車を降りて押す(写真)。名前のとおり、うねうねとつづらの多い下りだ。しばらくすると電電公社の長距離電話ケーブル布設の看板が立っている(写真)。現在は不明だが、少なくとも以前は電話ケーブル保守のためかなり手を入れていた径のようだ。
本蚯蚓坂の下り-1本蚯蚓坂の下り-2本蚯蚓坂の下り-3電電公社の看板
さらに下ると径は古いコンクリート路となった。側溝も施されていたようだ(写真)。とぎれとぎれながらコンクリート路は何箇所かあり、凸凹な上に急坂で(写真)乗れる箇所はなかった。途中、電電公社の割れた表示板を見つけたが、それによると、この径の鞍部は大野見峠というらしい(写真)。
古いコンクリート路古いコンクリート路2割れた表示板
コンクリート舗装が途切れてしばらく山径を下ると、視界が開けて下方に舗装路が見えた(写真)。昨日、本蚯蚓を久礼側から探った時に通った道で見覚えがある。径は伐採された尾根から右へタイトターンし山腹を緩く下る。ヤブがかなり深いが(写真)、踏跡が深いため迷わないで下れた。径は、一番奥の民家の少し上流の沢沿いに下って、昨日通った 長沢川沿いの車道に出た(写真)。
下方に舗装路深いヤブ径車道に出た
車道でしばらく、心に残る山中のコンクリート廃道を思い返しながら小休止し、車道をゆっくりと久礼の町へ下った。
走行距離21.4km(久礼7:25→夏枯峠8:20〜25→落合橋8:45→林道終点付近8:55〜9:20→大野見峠9:33〜45→舗装路車道に出る10:30〜45→久礼11:00)
相棒;MTB(26×1.9)
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2005年05月02日

焼坂峠

七子峠から戻ってさらに本蚯蚓坂から撤退してもまだ昼前だったので、焼坂峠を越えてみることにした。手持ちの1/5万地形図(平成3年修正版)では実線道表記なので、ある程度荒れていることは覚悟していた。
久礼の町を北上し、R56から実線道へ入ると舗装が切れた。しばらくは土讃線とR56に挟まれた砂利道を走る。土讃線をくぐると道は登り始め(写真)、少し作業道っぽくなった(写真)。さらに1.2kmくらい登ると左斜面へ遍路道が分岐して登って行く(写真)。遍路道を分岐すると、焼坂峠への道は次第に荒れ始めた。
土讃線をくぐる作業道っぽくなった遍路道分岐
倒木に落石、乗車困難な箇所が連続する(写真)。谷の奥辺りは倒木がイヤというほどあり(写真×2)、一番奥の橋は落ちてしまっていて渡れない。しばらく倒木くぐりと自転車担ぎを繰り返す。
荒れた道1荒れた道2荒れた道3
しかしきれいな石積みも残っていて(写真)、さすが旧国道だなぁと思っていると、先ほど分岐した遍路道が合流、とたんに径が良くなった(写真)。峠までの1.4km、2〜3度自転車を押すこともあったが、ほとんど乗って登れた。13:30焼坂峠に到着(写真)。
石積み焼坂峠へ焼坂峠
真下に安和の町が見下しながら (写真) 少し休憩した後、安和へ向けて下り始める。峠からは遍路道は東に下っているが、北へ向かう旧国道を下ることにした。安和側の旧国道は、まだ使われているようで、普通の未舗装車道だった(写真)。途中、遍路道と交差した後(写真)、土讃線の焼坂トンネルの脇で再び遍路道と合流し、じきに舗装になって安和の集落に出た(写真)。
焼坂峠からの展望安和側の下り遍路道と交差安和(R56)
安和から海岸沿いを走って久礼へ戻ることも考えたが、遍路道も辿ってみたいので、再び焼坂峠を越えて久礼へ戻ることにした。へんろ道の標識にしたがって土讃線の下をくぐると未舗装路へ、さらに土讃線が焼坂トンネルに入る辺りで、車道から遍路道が分岐する(写真)。遍路道に入ると、とても整備された径だが急坂のつづらが続く。自転車を押して登ると、途中から、岩をコンクリートで固めたような簡易舗装になった(写真)。登りはもちろん、下りでもほとんど乗車はできないだろう。安和へ下った車道と交差し、木の階段を担ぎあげると焼坂峠。遍路道を押し始めて45分だった。そのままきれいな径を久礼へ(写真)。峠から久礼への下りも、遍路道を使ったため、ヤブこぎや担ぎもなくきれいな径が続く(写真)。おそらく8〜9割は乗車可能だろう。
遍路道に入る簡易舗装?きれいな径-1きれいな径-2

久礼へヤマダニR56から、国道と並行する舗装路を久礼へ(写真)。黒潮本陣という温泉に入りに行こうと身支度をしていると、首筋に変なものがついている。ポロリととれたのは、ヤマダニだった(写真)。その後、腰にも一匹見つかった。

走行距離20.3km(久礼12:10→R56から旧道へ12:25→遍路道分岐12:40〜45→遍路道合流13:15→焼坂峠13:30〜50→安和橋(R56)14:20→遍路道入口14:30〜35→焼坂峠14:55→R56に出る15:30→久礼へ戻る15:45)
相棒;MTB(26×1.9)
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七子峠

GW2日目、といっても5/1は雨だったため、四輪で高知県内を西に移動。久礼(中土佐)に四輪を停め、以前から狙っていた七子峠へ。七子峠はR56以外に、旧国道,添蚯蚓(そえみみず)遍路道,大坂遍路道と、4つのルートがあるようなので、全ルートを辿ってみようと、久礼の町をスタート。

大坂遍路道
まずは大坂へ、奥大坂の集落を過ぎるあたりで未舗装車道になる。遠くにはR56を見ながら大坂谷川沿いに谷を詰めると(写真)、つづらの山径の入口(写真)。車道部分はほとんど登っていなかったので、この山径のつづらを階段でぐいぐい登って行く(写真)。かなり自転車を担いだ。少し前をお遍路さんが歩いていたが、邪魔にならないように少し距離をあけて後ろをついて行った。
車道を詰める山径の入口階段
スタートした久礼八幡宮から1時間足らずで七子峠頂上へ到着(写真)。前を歩いていたお遍路さんは広島から来た若い方で、ずっと徒歩で回られているとのこと。しばらくお話しさせていただいた。峠からは久礼湾あたりの展望が美しい(写真)。峠の窪川側は、旧国道らしい舗装路があって錆びた標識が立っている(写真)。あまり何もなさそうなので窪川側へは下らずに、旧国道で再び久礼へ下ることにした。
七子峠久礼湾の展望錆びた標識

R56旧国道
七子峠からR56を久礼側へ0.3kmほど下ると、左側に分岐している未舗装の車道に入る(写真)。旧国道の入口だろう。手持ちの1/5万地形図(平成2年修正版)でも車道表記されているので、旧国道の入口のんびり下ろうと入ってみると道はR56の防護ネットの裏側で、繁茂する樹木が押し寄せ、もはや車道幅もない(写真)。自転車を押したり、前に出て自転車を引きずりながら進む。5分くらいでヤブを抜け、久礼第四トンネルの上あたりでR56の上を横切ると(写真)、ヤブは少し薄くなり乗ったり押したりで(写真)久礼第四トンネルの久礼側に出た。
ネット裏R56の上を横切る乗ったり押したり
R56を久礼第三トンネルまで0.7kmほど下り、トンネル脇から再び旧国道に入る(写真)。やはりヤブ道が続き、あまり乗れない(写真)。倒木も多く、時々自転車を担ぎながら進む。212.4m標高点の谷近くでは、R56から不法投棄されたゴミが山ほどあった。R56をはるか上に望みながらヤブを進むと(写真)、尾根を巻く辺りが開削されて広場になっていた。広場を横切ると作業道があったので、作業道を進むとR56の久礼坂大橋の下をくぐって橋のたもとまで急登、なぜかR56に出てしまった(写真)。
久礼第三トンネル脇ヤブ道R56をはるか上に望むR56に出てしまった
地形図では旧国道は、久礼の町中に近い奥の谷あたりまでR56と並行している。久礼坂大橋からR56を下って、奥の谷から旧国道を逆に登ってみることにした。R56の85.7m標高点の真下辺りで舗装が切れ、未舗装の車道を登る。さらに3kmくらい進むとヤブっぽくなった。もともと国道だっただけに、藪はうっとうしいが迷うことはない。旧国道を下から登り始めて30分足らずで、さっきの広場に到着(写真)。なるほどさっきは広場を横切ったが、旧国道は広場の周囲を縁取るようにぐるりと回っていた。登ってきた旧国道を再び下る。R56を望みながらヤブ道を進むと(写真)、ヤブがきついのは最初だけで(写真)、荒れた作業道のようになり(写真)、すぐに林道レベルの車道になった(写真)。広場から3.3kmくらいで舗装になると、あとは久礼の町までのんびりと下った。
広場に到着R56を望みながら進むヤブ道

荒れた作業道林道レベル舗装になる

久礼から長沢川に沿って遡り、添蚯蚓坂を担ぎ上げようと思っていたのだが、「高速道路用地内立木伐採に付き 遍路道通行止」の看板が立てられていた(写真)。添蚯蚓坂は今回は断念したほうが良さそうだ。遍路道通行止本蚯蚓坂撤退しかし、石の道標には「左、そえみみず坂」「右、ほんみみず坂」と刻まれている。長沢川に沿ってさらに遡り、本蚯蚓坂への入口を探したが見つからず、結局こっちも撤退(地形図通りなら、道は写真の中央の尾根を登っている?)。ひとまず久礼へ戻った。

走行距離33.1km(久礼6:50→林道終点7:20→七子峠7:40〜50→旧国道入口7:55→久礼第四トンネル口8:10〜15→久礼第三トンネル口8:20→開削広場8:55→久礼坂大橋9:00〜10→奥の谷9:20→旧国道を登って開削広場へ9:45〜50→再び奥の谷10:20〜25→添蚯蚓分岐10:40→本蚯蚓入口など探索10:50〜11:30→久礼へ戻る11:45)
相棒;MTB(26×1.9)
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2005年04月30日

日和佐周辺の峠越え

GWの初日は日和佐の道の駅に四輪を停めての周回コース。まずはR55を北上し、北河内から木岐へ越える県道289号の日尻峠へ。
素直に県道を登らず、坂トンネルの南側から旧道っぽい道へ入ってみた。すぐに舗装が切れ(写真)、未舗装車道を進むが、川のところで道が切れているため引き返す(川の向こうは私有地?)。坂トンネルをくぐって県道289号を登るが傾斜は緩く、42×21Tでぐいぐい。15分でピークの日尻峠へ到着(写真)。太平洋を見ながら、木岐へのんびりと下る(写真)。
旧道っぽい道日尻峠太平洋を望む
木岐で少し寄り道して、県道25号の木岐トンネル部分とトンネルに並行する旧道っぽい道を周回した。まず木岐トンネル脇から旧車道へ入ってみた(写真)。地形図には苫越とあるが、行ってみると美しい切通しの小さな峠(写真)。しかし距離は短く、海沿い走ってすぐに県道と合流した(写真)。帰りは木岐トンネルをくぐって引き返し、木岐へ戻ってきた。
木岐トンネル脇苫越すぐに県道と合流
木岐からは山座峠を目指す。県道25号で海岸沿いを走っていると「へんろ道」の看板が・・・。遍路道は県道を外れ、お地蔵さんの前辺りから海沿いを登って行く(写真)。遍路道として整備されているだけあってきれいな山径が続き(写真)、自転車を押してのんびりと歩く。遍路道は1km足らず、81.4m水準点の横で県道25号と合流した(写真)。本当の径は、再び県道を離れていったん山座へ下るのかもしれないが、今回はそのまま県道を峠へと登る。
海沿いの登りきれいな山径県道25号と合流
県道に出てちょうど1kmで山座峠。田井のほうに少し下ると、こちら側にも旧峠道(遍路道)があるようで、標識が立っている(写真)。入ってみると最初は階段だが、やはりきれいな径が下っていた(写真)。そのままのんびりと下ってみると、田井集落の外れに出た(写真)。
田井側旧道入口田井側旧道田井へ
県道25号は田井から日和佐まで海岸沿いを通っているが、北河内駅のほうへ越える小田坂峠を辿ってみた。地形図の実線で描かれた道を谷の奥へ入って行くと(写真)、舗装が切れる。そのまま未舗装になった車道を登ったが(写真)、峠よりも北の方角へ登ってしまったので引き返した。辺りをいろいろと探って、怪しい分岐へ踏み込んでみる(写真)。途中、枝打ちされた枝が多く、自転車を押して登るが、径はしっかりとしていた(写真)。
谷の奥へ未舗装車道怪しい分岐枝の散らばる径
しばらく登ると「一里松」の表示があり(写真)、登ってきた道から分かれて切通しで稜線を越えるヤブ道があった。ここがおそらく小田坂峠だろうと切通しを越えて進むと(写真)、途中お地蔵さんも立っていた(写真)。たぶん古い峠越えの径だろう。径は小枝が張り出してヤブっぽく(写真)、ほとんど乗れずに下った。1kmも下らないうちに井ノ上集落の奥いに出た。そのまま川沿いを走って道の駅へ戻り、車内で昼食をとって午後に備える。
「一里松」の表示切通しお地蔵さん小田坂峠下り

午後は西のほうへ脚を延ばしてみた。R55号日和佐トンネル脇の林道を入り、よここ峠を目指す。遍路道の看板廃道か、良くてもヤブ径を予想していたが、林道入口に遍路道の看板で「よここ峠」とある(写真)。急坂の林道を0.6kmほど進むと、右鋭角に山径の入口がある(写真)。これを入ると、整備されたきれいな山径が緩く登っていて(写真)、5分ほどでよここ峠に到着(写真)。あっけなかった。
山径の入口よここ峠へよここ峠
山河内への下りも遍路道の標識にしたがって(写真)ガレた山径を下ると(写真)、すぐに林道に出て(写真)さらに林道から0.2kmくらいでR55の日和佐トンネル脇に出た。
遍路道の標識ガレた山径林道に出た
そのままR55の寒葉坂を越え(写真)、チョウシノタオを目指す。R55から「とどろの滝」の標識にしたがって ふどの 方面へ。途中から適当にそれらしい林道へ入り(写真)、山径を登ってみたが(写真)、途中で道に迷ってしまい、チョウシノタオへは辿りつけなかった。自転車を担いで稜線へ越えたことは越えたが、チョウシノタオよりも五剣山に近い西寄りの稜線を越えてしまったらしい。途中から林道に出て大越付近に下り、そのまま道の駅まで戻った。
寒葉坂とどろの滝分岐山径を迷う

走行距離42.8km(道の駅日和佐8:35→日尻峠9:15〜25→木岐9:35→苫越9:45→木岐9:55→山座峠10:20→田井10:30→林道で迷って戻る10:40〜11:10→小田坂峠11:25→道の駅日和佐11:50〜12:20→よここ峠12:45〜13:00→寒葉坂13:20→とどろの滝分岐13:55→稜線付近14:50〜15:30→県道に出る16:00→道の駅日和佐16:47)
相棒;MTB(26×1.9)
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