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2010年05月02日

雄勝半島の峠越え

今年のGWは、雄勝・牡鹿半島の峠を訪ねてみた。トラブルについては自己責任だが、峠の状況についての情報源として、河北新報社より出版されている「みやぎの峠」、およびWEBサイトの「みやぎの峠」を参考にさせていただいた。
郡山から東北自動車道を北上して大和I.C.で県道へ、石巻へ入り新北上大橋北側の駐車場に四輪を停めた。初日は、雄勝半島にある釜谷峠、名振峠、大浜峠、荒峠、尾ノ崎峠を周回することにした。

R398を南下して入釜谷の集落を過ぎ、新北上大橋から2.7kmほどでR398から旧車道が分岐する。入口には通行禁止の看板があるが、車止めの様子などから四輪用と判断し、旧車道へ入ってみた。荒れているものの全舗装、勾配のきついのも最初だけなので、自転車で軽快に登れた。
釜谷峠の旧車道入口釜谷峠の旧車道

遠くに釜谷トンネルが望める。その上の鞍部が釜谷峠だろう。旧車道沿いの斜面は盛んに伐採されていて痛々しいが、その分、北上川方面の展望がきいた。
釜谷峠の鞍部を望む峠道からの展望

途中、崩落や倒木もあったが、入口から約30分で峠に到着。少しヤブっぽい中、旧河北町の看板が立っていた。峠から少し雄勝方面に下った辺りは、かなりヤブが進出していたが、かろうじて自転車に乗れる程度。
釜谷峠ヤブ化の進む道

その後 何度か倒木をくぐったり、崩落個所を押したりして、実線林道の分岐する谷まで下りてゲートを抜けた。この時、ポケットに入れていた登米の1/5万地形図を落としているのに気付いた。大須の1/2.5万図は落としていないし、釜谷峠を越え返すのも大変なので、そのまま雄勝へ下った。
ヤブ化の進む道雄勝へ下る

朝ちらりと見た記憶を頼りに、R398から県道238へ入る。まったく地図を持たずに走るのは、初めて。次に越える名振峠の入口すら判らない。県道に入って3km弱の分岐に「名振」の標識が立っていて助かった。緩い舗装路を20分ほど登ってピークへ到着。特に展望もきかないので、そのまま名振へ下る。
名振峠の入口名振峠

名振からは大須の地図の範囲内、安心して大浜峠へ。名振や船越の港を眼下に眺め、波の音を聞きながら大浜峠へ到着。峠は船越から大浜へ越える道と、名振から大須への県道238が交差している。
大浜峠へ_小浜方面を望む大浜峠

大浜峠から大須方面へ県道238を登り、約1kmでピークに到着(現在の地図では、ここが荒峠と記されている)。旧峠を越えるため、いったん荒集落へ下った。
車道の荒峠荒方面へ

地形図の破線路が登っているあたりに、細い舗装路が急勾配で登っている。20T×24Tでも辛い登りだが、砂防ダムの脇で舗装が切れ、すぐに終点。青いプレハブ小屋が立っていて、右側に細い踏跡が続いている。
荒峠の入口車道終点

プレハブ小屋脇の踏跡を進むと、電灯線(?)の巡視路も兼ねているようで、踏跡に沿って電柱が立っていた。踏跡は、いったん電線から離れて左手の沢に沿って植林帯の中を進む。
山径へ植林帯を進む

程なく沢が二股に分かれ、上を見上げると、10mくらい高いところに新しい祠が祀ってある。自転車を担いで登ってみたが、踏跡は祠の前でおしまい。行き止まりだったので、再び自転車を担いで沢まで下りた。よく探すと、二股の右側の沢の少し高い斜面に踏跡があった。すこしヤブっぽくなってきたが自転車を押して登っていく。
山中の祠斜面の踏み跡を進む

踏跡は、再び沢沿いとなり、電灯線と合流。沢筋を登っていくが、上流になるほど径は荒れ、沢だか径だか判らない部分も多かった。地形図の破線路は、谷筋ではなく緩い尾根を蛇行しながら登って行くように描かれている。辿っている谷筋の径は、単なる電灯線の巡視路なのかもしれない。稜線がみえるようになったあたりで、踏跡すら判らなくなったが、よく探すと右側の斜面を径が1~2度巻いて登っていた。
沢沿いの踏み跡稜線直前の折り返し

自転車を押し上げると、すぐに稜線上の舗装路へ出た。道路を挟んで反対側に、道が続いている。少しヤブっぽいが、道幅は1m以上あるようだ。
舗装路へ出た再び旧道へ

入口の茂みを抜けると、0.4kmほど自転車に乗って快適に下れたが、峠の西にある鞍部のあたりから、急にヤブがひどくなった。
船越への下り荒峠西の鞍部

径ははっきりしているのだが、倒木とヤブで自転車を押したり担いだりで下っていく。さらに竹ヤブが出現し、押すのも一苦労。
ヤブ化の進む旧道竹ヤブの旧道

すぐ下に集落が見えているが、径の真ん中まで竹が生えていて、自転車を押すのも一苦労だったが、距離も標高差も小さい峠なので、峠から30分足らずで船越小学校の向かいに出てきた。
竹を避けて進む船越へ到着

船越小学校の前の道は、どうやら大浜峠の旧車道のような雰囲気なので、再び大浜峠へ登ってみた。急勾配だったが、交通量もなく船越湾を背にぐいぐい登って10分で大浜峠。さっき通った道を名振方面へ引き返した。
再び大浜峠へ_後ろは小学校大浜峠の旧車道(?)

名振まで来たものの、困ったことに地図がないので、尾ノ崎峠の入口もルートも全く判らない。普通ならあきらめて引き返すところだが、時刻は1時前なので時間の余裕は2~3時間。小浜にある山径を幾つか探り、一番奥の道へ入ると、秋葉大権現が祀られている。運良く山から地元の方が下ってきたので道を尋ねると、尾ノ崎峠はこの道だがヤブがひどくて行けないと言われた。
尾ノ崎峠入口秋葉大権現

地図もないし、途中から引き返すつもりで踏み込むことにした。秋葉大権現を右に見て、しっかりした山径を押し上げる。次第に山径は細くなり、勾配も急になった。この状況は峠径ではないので、すぐ上の尾根まで登ったら引き返そうと、尾根まで自転車を押し上げた。尾根に上がると、左側から幅広の踏跡が登ってきていた。どうやら途中で径を見失っていたようだ。
山径を押し上げる尾根上の径

ヤブっぽい径を辿って15分くらい自転車を押して進むと、急に笹ヤブが現れた。径は続いているが、一面笹に覆われている。ヤブの高さは約2m、自転車を押して強行突破。径を見失わないように進む。前輪のみ持ち上げて、後輪を転がすように押すと、比較的楽に進めた。約15分で笹ヤブを抜けた。
笹ヤブに突入笹ヤブを行く

笹ヤブを抜けると勾配がきつくなり、踏跡も薄くなってきた。すぐそこに見える稜線まで踏跡を外さないように自転車を押し上げ、何とか稜線に到着。小浜から1時間を要した。(後日、地形図で確認したところ、地形図では、峠径は稜線手前で北に進路を変え、南側から稜線へ取り付くようだ。谷に沿って約100m南の鞍部へ登ってしまったようだ。)
稜線は間近稜線にでる(尾ノ崎峠?)

稜線からは長面湾もちらりと見えるが、木が繁ってあまり展望は利かない。西側には踏跡が見当たらないが、少し探すと稜線に沿って北に踏跡が下っている。自転車を押して進むと、次第に踏跡は広くなり、広場に到着。雰囲気から察すると、どうやらここが尾ノ崎ではないだろうか・・・。そのまま稜線に沿って、踏跡を下る。
稜線の踏跡おそらく尾ノ崎峠の径

踏跡は道幅は広く、おそらく尾ノ崎峠の径に間違いないだろう。ヤブや倒木、ガレた箇所が多く、ほとんど乗れない。自転車を担ぐことも多い。しばらく下ると遠くに長面湾が見える。径の状態が良く乗れる箇所もあったが、がけ崩れで崩壊した箇所もあった。
長面湾を望む状態の良い峠径

ようやく林道と交差し、自転車を押してガレガレの峠径を下った。
林道と交差ガレた径を下る

林道と交差した後は、浸水か何かで土砂が一面に溜まっているようで、途中で径は消滅してしまい(見失ってしまい?)、南側の作業道へ脱出、すぐに長面湾沿いの作業道に出た。長面湾に沿って走り、北上川の河川敷を走って、新北上大橋北側に戻った。
浸水したような植林帯長面湾沿いの作業道

新北上大橋8:30→釜谷峠入口8;40→釜谷峠9:05→雄勝9:20→名振峠9:55→大浜峠10:25→荒峠(車道)10:30→荒10:40~50→荒峠11:30~35→船越12:00~05→大浜峠12:15→名振・小浜12:30~55→尾ノ崎峠13:50~14:05→林道交差14:55→長面湾沿い15:15→新北上大橋15:53
走行距離;44.42km
相棒;MTB(26×1.9)
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2009年11月22日

東山から取上峠

福島の低山ハイキングの本を見ていたら、須賀川の東山から稜線づたい取上峠へ辿るコースを見つけた。稜線も緩やかなようだし、取上峠にも興味をひかれたので、さっそく行ってみた。
9時半過ぎに郡山をスタート。河川敷のサイクリングロードで阿武隈川をさかのぼり、雲水峯橋から東へそれて小倉集落を抜け、小さなピークを越える。この道、ふるさと林道 栃本牡丹平線というらしい。
阿武隈川サイクリングロード小ピーク
牡丹平から菖蒲沢への狭い舗装路を急勾配で登り、途中から実線林道に入る。最初、ガレて急登している箇所は少し押したが、採石場のような場所を過ぎると、笹の茂った作業道になり乗れた。
ガレた実線林道笹の林道
実線林道から分かれて東山ピークへ向かう破線路は、思いのほか道が広く、草も刈り払われている。
破線路への分岐東山ピークへ
車道ではなく遊歩道にも関わらず、何故か途中に街灯が何箇所も設置されている。ピーク近くには「ゴジラの里」の標識がある。
街灯?ゴジラの里?
道も良かったので、東山のピークには、実線林道入口から1時間足らずでらくらく到着。10分ほど休憩後、稜線を下りにかかるが、笹が深く径が見えないほど。
東山ピーク稜線を下る
途中、桐久保方面から上がってきた作業道が並行するので、稜線径をあきらめて作業道を下る。作業道は再び東のほうへ下ってしまったため、再び稜線を辿るが、相変わらず笹の海。それでも半分以上は乗れた。
並行する作業道笹の海
径が急勾配で下り、送電線巡視路に合流すると、舗装路に出た。すぐ横は水が湧いていて、取上水場と看板が立っていた。この辺りが取上峠だろう。ちょうどハイカーの方々がいらっしゃったので、いろいろと話を聞いた(以前はもっと笹が刈られていたこと、東山ピーク周辺は祭事のため、先週笹を刈ったらしいこと等)。
取上峠付近に出る取上峠
取上峠からは、上小山田、下小山田を通り、再び阿武隈川沿いに出て、サイクリングロードを北上して郡山へ戻った。

郡山9:35→雲水峯橋10:40→実線林道入口11:35〜45→東山ピーク12:25〜35→取上峠12:20〜40→雲水峯橋14:00→自宅15:05
走行距離75.1km
相棒;MTB(26×1.9)
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2009年10月04日

板谷峠

福島から米沢市に至る板谷峠越えの米沢街道は、県境の川の両岸まで車道が通じ、川さえ渡れれば通行に支障はない(橋はない)。2002年に辿って以来、7年ぶりの再訪である。

郡山発6:10の東北本線下りで輪行、福島駅で乗り換えて庭坂駅下車。自転車を組み立てて7:35スタート。見覚えのある石仏群を過ぎ、黄金坂からしばらくは、淡々と舗装路を登る。
舗装が切れると、右側に水神様が祀られている。以前は水が湧いているのだが、今回は何故か止まっていた。
黄金坂入口水神様
高津森山の南側を進み、分岐を右に折れて少し登ると小ピーク。ここから県境の川までは、しばらく下りだ。僅かに進んで分岐を左へ折れると、遠くに奥羽本線や板谷の集落が望まれる。
高津森山を過ぎた分岐遠く板谷を望む
さらに下って李平の集落跡や不動沢を過ぎると、右側に「旧米沢街道」の道標が建っている。以前と同じく今回も旧街道へ入ってみた。
李平の不動沢旧米沢街道入口
しばらくは、乗ったり押したりで、石畳も残っているが、次第に荒れて、ブッシュも深くなる。以前よりも荒廃が進んでる。驚いたことに、オートバイのグループが旧街道で悪戦苦闘している。酷路と呼ばれる荒れた道を頻繁に走っているようで、最年長の方はずいぶんといろいろな旧道に詳しく、たくさん情報をいただいた。
石畳荒れた旧道
再び林道に出て、県境方面へ下る。途中、数十人の年配のハイカーのグループとすれ違う。県境の川まで下ると、先ほどのオートバイのグループの方々が先の到着していて「あれだけの年配者が、橋のないこの川を渡ったとは思えない。どこに橋があるのだろう?」と不思議がっていた。
靴を脱いで県境の川を渡ると、板谷方面への林道に出る。付近の河原を探してみたが橋のようなものは見当たらなかった。
再び林道へ県境の川
林道を少し登って、10分余りでピーク。ここから板谷までは舗装で下る。閑散とした板谷集落を抜けると、ちょうど新幹線とすれ違う。板谷集落から峠までの間にも旧米沢街道跡が点在しているようで、7年前に来た時には、その旧道にも踏み込んだが、当時でもヤブが深く、途中で径を見失ってしまった。今回は、入口付近でもすでに荒れていたので、旧道には踏み込まずに舗装路で板谷峠へ。
姥湯への分岐辺りで、小休止。菓子パンを2〜3個 続けてほおばる。
板谷集落姥湯分岐
再び峠へ向けて登り始め、すぐに板谷峠へ到着。高圧線が越えている以外、何もない殺風景な峠だ。米沢へ下る途中にある松は、旧街道時代のものだろうか?峠直下は、細い舗装路で急勾配、風も冷たく体が冷えてしまったのか、体調が急に悪化してきた。米沢から白布峠を越えて喜多方経由で帰る予定だったが、急遽予定を変更して米沢駅で輪行。新幹線の車窓から、今日走った道を眺めていた。
板谷峠米沢街道の松並木?

庭坂駅7:35→ピーク8:45→旧街道入口8:55→旧街道出口9:10〜10:15→県境の川10:25→板谷10:55→板谷峠11:25〜40→米沢駅12:35
走行距離46.0km
相棒;MTB(26×1.9)
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2009年02月22日

芦坂の峠と境ノ岫

さすがに郡山の冬は走れず、しばらく自転車にも乗れない日々が続いていた。地図を見ていると船引町辺りの「境ノ岫」という地名が目についた。最近少し暖かくなってきたので、付近の「芦坂」とか「立石坂」といった辺りも気になっていたので、阿武隈方面へ出かけてみた。

福島の峠004 芦坂の峠
日和田、三春を適当に県道や農道で抜け、R288で常葉へ、常葉から県道154号に入る。富岡の集落を過ぎ、登り始める辺りが芦坂、バス停もあった。普通の2車線舗装路だったが、登り詰めた所には「峠」バス停があった。鎌倉山の北西の肩にあるこのピークは、付近では峠として認識されているのだろうか?仮に、芦坂の峠と呼ぶことにした。
芦坂峠 バス停
そのまま県道を下り、日向前で小さなピークを越すと、積雪で乗れなくなりしばらく押す。
野川から県道50号を船引ヘ戻るように登ると、境ノ岫に到着。この境ノ岫は、日山から南に延びる尾根の鞍部で、風越峠の南にある。「岫」は山の峰とか洞穴とかいった意味のようだが、峰というより峠のようだった。
境ノ岫へ境ノ岫 バス停境ノ岫
境ノ岫という地名は、この付近にもう一つあるのでそちらも訪ねてみた。県道50号を船引ヘ6kmほど下った雁万作という集落から、北西へ登る舗装路を辿る。途中の大きな松の木は、旧街道か何かの跡だろうか?ピークの境ノ岫を越え、R349へ出た。
もう一つの境の岫へもう一つの境の岫

立石坂(福島の峠005)
R349を北上して安達太田川を遡り、白猪森を東側から巻いて県道62号に出ると、すぐに立石坂に到着。ピークは花ヶ作という集落で、小さな祠があったが少し寂しい感じの峠だ。東側から登ったので大した登りではなかったが、西側は標高差もあり、かなり下った。
立石坂立石坂を下る
R349を横切り、県道40号,115号などを適当につないで郡山まで戻った。

走行距離106.3km(郡山9:50→常葉11:40→芦坂の峠12:10〜15→野川12:40→境ノ岫13:00→雁万作13:10→境ノ岫13:30→立石坂14:30→小浜15:25→郡山16:55)
相棒;縦断号(650×35A)
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2008年11月09日

長沢峠

しばらくぶりのツーリングだが、R49の長沢峠を越えに、昼からのスタート。R49をいわき方面へ。2時間弱で 平田村からいわき市へ、細めのタイヤなのでハイペース。R349と交差するといよいよ長沢峠だが、R49から外れて上三坂から旧車道で長沢峠を目指す(写真)。
棚田の続く谷地を緩く登っていく。舗装が切れると0.1kmくらいで長沢峠。切り通しに古い国道標識が立っている(写真)。
上三坂の旧車道長沢峠
いわき方面へ向けて下ると、0.4kmほどで舗装になり、さらに1km下るとR49に出た。旧車道はR49の下をくぐって さらに続いていたが、今回はR49の長沢峠を越え返した(写真)。
このままR49で郡山へ戻るのもつまらないので、R349を北上して小野新町駅まで走って自転車をたたんだ(写真)。午後から走り始めたにしては、まぁ良く走ったほうか・・・。
R49の長沢峠小野新町で輪行
走行距離59.4km(郡山12:00→R349交差13:45→旧長沢峠14:05〜15→R49の長沢峠14:30→小野新町駅15:05)
相棒;縦断号(650×35A)

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2008年10月13日

夏泊半島

昨夜は青森のスーパーホテルに宿泊。ビジネスホテル利用のツーリングは初めてだったが、自転車を輪行袋に入れて部屋に持ち込んだこと以外、大きな支障はなかった。
今朝もホテル前で自転車を組み立て、7:35に出発。以前から走ってみたかった夏泊半島の峠を目指した。
信号の多い青森の市街を抜け、R4で夏泊半島を目指す。途中、R4旧道の山野峠へ入ろうとしたが、途中で「関係者以外立入禁止」の立て札があり撤退。しかたなく久栗坂トンネルを抜けたが、よく確認するとR4西側ではなく、東側の山王林集落からは登れるようだ。山野峠は、次回のお楽しみ。
山野峠を望む立入禁止久栗坂トンネル

浅虫温泉を過ぎ、中野で左へ折れて緩く登る。小さなピークだが、地図にはアネコ坂の名がある。再び海岸まで下ると、茂浦から急坂でひと山越える。アネコ坂よりずっときつい。
アネコ坂茂浦の急坂

茂浦のピークを越えると、大きなアップダウンはないようで、夏泊崎まで海岸線を楽しくサイクリング。向かいの大島へも自転車を押して渡ってみた。
陸奥湾を望む大島

東田沢からは海岸線を離れ、内陸の小湊越へ。野内畑の集落を抜けると舗装が切れ、分岐に差し掛かる。看板があり、右は野内畑越線との表示があるが、左の小湊越は道すら描かれていない。小湊越を目指して未舗装路を進む。登りにかかって2kmほどで舗装になり、じきに峠へ到着。
小湊越へ小湊越ピーク

特に何もないピークを越え、小湊方面へ下り始めると再び未舗装になった。山を下って平地に出ても未舗装は続き、福館の集落に入ってようやく舗装になった。10:22小湊駅に到着。大急ぎで自転車をたたみ、何とか10:43八戸行きに間に合った。八戸から新幹線を乗り継いで郡山へ。10/4からのツーリングも無事に終わった。
小湊への下り小湊駅

走行距離50.6km(青森7:35→中野8:30→アネコ坂8:40→夏泊崎9:20→野内畑9:30→小湊越10:00〜05→小湊駅10:22)
相棒;縦断号(650×35A)
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2008年10月12日

蟹田から増泊峠・三厩

3日半の上富良野での仕事を終え、JRで函館まで南下。友人のやっているライムライトという安宿で過ごした後、函館7:00発のスーパー白鳥で北海道を後にした。
ライムライト函館駅

8:25蟹田着、ここで自転車を組み立て津軽半島の北部を一周する。蟹田を後にして県道12号を津軽線に沿って西へ。蟹田から約10km、30分ほどで県道14号に入り、小国峠へ。急坂だが標高差も小さいので大したことはない。ピーク手前でヤブ径を見つけ、踏み入ってみると、旧道のようだ。少しヤブ径を押すが、峠直前で再び県道に合流、そのまま小国峠へ。
蟹田駅小国峠旧道?

写真を撮って今別へ下る。浜沿いを走って三厩駅をかすめ、増川林道へ。
小国峠今別辺り

増川林道は、過去に3〜4度走ったことのある道で、ピークが2つあり、高いほうには増泊峠の看板があったことを覚えている。この前越えたのが1996年なので、12年ぶりだ。ツーリングマップルでは、県道286号とも書かれているので、少し整備されたかと思っていたが、県道281号の下をくぐって1.5kmで舗装が切れた。以前とあまり変わっていないようだ。途中「ひば峡道」と書かれた道標があったが、ハイキングのイベントか何かだろうか?
増川林道入口増泊峠へ

増川沿いの南股林道を分け、西股谷に入る。四ツ滝橋で谷を渡るとピークまで3km、未舗装路をぐいぐいと登ると、30分足らずで増泊峠。増泊峠の看板はなく、町村境界も 三厩村/小泊村 から 外ヶ浜町/中泊町 へと変わってしまった。
増泊峠増泊峠(1996年)今回と逆方向

冬部川上流の谷へ下った後、二つ目のピークを越える。以前走った時は、かなり登り返しがあったように感じたが、標高差150m程度で、それほどでもなかった。小泊へは下らず、折腰内川沿いの林道を下る。かなり荒れた路面で、細身のオープンサイドを履いているため、少し慎重に下った。R339の道の駅の辺りに出て、そのまま竜飛崎方面へ。約6kmで算用師峠へ続く片刈石林道が分岐し、この辺りからR339の急登が始まる。海岸から眺瞰台まで、ほぼ500mのアップ。
林道を出るR339急登部へ

タイヤが細いせいか、約1hrで眺瞰台に到着。やや雲は多いが、津軽海峡をはさんで北海道を望める。時刻表を見ると、津軽線三厩発は15:46、1時間あまりだが、間に合わなければ2時間待ちだ。早々と眺瞰台を後に、下りにかかる。
眺瞰台辺りから

久しぶりの竜飛崎なので、階段国道も下ってみたい、とはいっても乗車はできないので、ハイスピードで押して下った。
階段国道上部階段国道階段国道下部

三厩駅まで13kmあまり、アップダウンはほとんどなく25km/hr平均で走れた。昔より国道も拡張され、沿道の雰囲気も明るくなってしまったようだ。15:30三厩駅到着、自転車をたたんで、何とか列車に間に合った。
三厩駅へ三厩駅

走行距離87.5km(蟹田駅9:05→小国峠10:00〜05→三厩駅10:50〜55→四ツ滝橋11:45→増泊峠12:10〜15→2つ目のピーク12:45→R339に出る13:10→片刈石林道分岐13:30〜35→眺瞰台14:25〜30→階段国道14:45〜55→三厩駅15:30)
相棒;縦断号(650×35A)
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2008年07月06日

磐梯吾妻スカイライン

昨日に引き続き、ツーリング。今日は福島の庭坂まで輪行し、以前から走ってみようと思っていた吾妻スカイラインへ。自転車を組み立て、7:35庭坂駅をスタート。庭坂からピークまで標高差約1500m、県道70号に出るとすぐに登りが始まった。
庭坂駅県道70号

およそ1時間半で、高湯温泉を過ぎて料金所を通過。それでも標高は800m、まだ半分も登っていない。不動沢橋の辺りで10分ほど小休止。ようやく標高1200m、行く手にはガスが立ち込めている。降られなければいいがと思いながら、再び登り始める。
料金所不動沢橋の辺り

標高が高いため、気温も低く少しペースが上がる。標高1400mを過ぎた辺りから火山帯らしい風景になり、むき出しの白っぽい山肌が目立つようになる。浄土平が近づくと火山ガス注意の看板もあり、周囲はいよいよ火山地帯。
標高1400m付近火山ガス注意!!

10:35ようやく浄土平に到着。標高1600m、庭坂駅からちょうど3時間の登りだった。さらにわずかに登ると、バンダイ吾妻道路最高の看板が立っている。いよいよここからは下りだ。
浄土平道路最高点

途中、湖見峠を通過して土湯峠のゲートに到着。最高点から12km、ずいぶんと下ったが標高はまだ400mしか下っていない。
湖見峠土湯峠

土湯峠からR115に入って、さらに下っている途中で、小峠の案内板を見つけた。小峠は近くの大峠と一対になる場合が多いが、ここの場合は土湯峠と対になっているのだろうか?不思議に思って周囲を探ると、踏み跡が続いている。今回は山径に入る装備ではないので、深追いはせずに途中で引き返したが、面白そうなのでそのうち踏み込んでみよう。
小峠の案内板小峠付近の山径

R115旧国道は交通量も皆無で、緑の中を楽しく下る。途中からR459へ入り、さらに県道で本宮へ抜けた。途中登り返しもあったが、道路最高点から阿武隈川沿いまで45kmの下りだった。本宮からは県道73号とサイクリングロードをつないで郡山へ戻った。
R115旧国道本宮あたり阿武隈川サイクリングロード

走行距離96.5km(庭坂7:35→料金所8:50→不動沢9:40〜50→浄土平10:35→道路最高点10:45〜50→湖見峠11:05〜15→土湯峠11:25→本宮12:35〜45→郡山駅14:00)
相棒;縦断号(650×35A)
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2008年06月08日

山刀伐峠と背坂峠

山サイ研のTK氏の案内で、山形県の尾花沢市・最上町境の山刀伐峠と背坂峠を周回した。

08060801.JPG
四輪を市野々の外れに置いてスタート。山刀伐峠の旧道口は広い駐車スペースで、標柱もあった。

08060802.JPG
旧道は数年前整備されたようで、きれいなハイキングコースになっていた。のんびりと押し上げる。

08060803.JPG
山刀伐峠の旧道をすべてトレースするのは初めて。昔 登った全舗装の旧車道と何度か交差する。

08060804.JPG
ゆっくりと登ったが、旧道口から40分で山刀伐峠に到着。奥のお堂は子寶地蔵尊。

08060805.JPG
旧道下りは、旧車道と交差した後は、「十二曲り」という急坂のつづらで、大部分が石段で下っていく。

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ほとんど乗れず、石段の押し担ぎで県道のトンネル口に出た(最上側は2度は来なくて良い?)。

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一刎で県道と別れ、背坂峠入口の上満沢集落へ。

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上満沢集落の峠寄りには、立派なお堂があった。背坂峠も昔は往来が多かったのかもしれない。

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上満沢集落を南下すると、すぐに分岐する未舗装車道へ入る。しばらくは緩い林道の登りが続く。

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林道を1kmほど登り、分岐を左へ進むとすぐに林道終点。続いているヤブ径が背坂峠の径とのこと。

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TK氏の言うとおり、ヤブ径は、稜線へと登っていく。径もはっきりしていて、ヤブっぽいのは最初だけ。

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稜線まで上がると、少しヤブっぽい部分もあった。場所によっては2本の径が交錯しているようだ。

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林道終点から40分で背坂峠に到着。大して疲れてもいないが、雰囲気が良いので30分ほど休憩。

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峠から西方向へ下る。ヤブ径だが、乗れた部分もあった。1kmほど先のつづらは串刺しで急降下。

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径が急に右に折れると、赤土の斜面に出た。土砂崩れで径が埋もれたようだ。斜面を担ぎ下ろす。

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斜面を担ぎ下ろすと、2〜3度小さな沢を渡る。しばらく沢筋の荒れた径を辿る。この辺りも乗れない。

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2〜3度の渡渉後は、乗れるようになった。距離は短かったが、楽しい旧道下り。

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谷が広くなると、径は車道幅の作業道になり、1kmくらいで舗装路になった。

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無事、岩谷沢へ到着。集落入口に、背坂峠の案内があった。市野々に戻って四輪を回収。終了。

相棒;MTB(26×1.9)
走行距離17.7km
市野々7:00→旧道入口7:05〜10→山刀伐峠7:50〜8:10→13:15→トンネル口8:30→上満沢8:45→旧道入口9:10→背坂峠9:50〜10:20→崩壊斜面10:40→岩谷沢11:10→市野々11:20
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2008年06月07日

最上海道(軽井沢越え)

山サイ研のTK氏から「最上海道へ行かないか?」との連絡があった。最上海道は宮城の漆沢と山形県の銀山温泉とを結ぶ古い道とのこと。インターネットなどで調べたが、山形県側の情報は少ない。

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とりあえず、漆沢の四輪を停め、TK氏のお伴でスタート。漆沢の山神社の少し先が、旧街道入口。

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入口から0.3kmくらいは、ぬかるんだ林道を乗ったり押したり。最後は超急登を押し上げて山径へ。

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山径になっても、急坂の押し上げが続く。途中、分岐が多く、ヤブっぽい箇所もあって、少し迷った。

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写真のように、状態の良い箇所もあり、わずかだが登りでも乗れた箇所もあった。

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途中、廃車道と合流。少し登ったところにある、今は使われていないTVの共同アンテナの保守路?

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共同アンテナからは再び山径。笹深い径を5分ほど押し上げると、高畑山に到着。ここで小休止。

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高畑山からは、しばらく乗って進み、幅広の山径に出た。状態は良いが、緩い登りなので押して進む。

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標高600mピークの北で、作業道に出るが、作業道に出る手前は、少し径が狭くなり、押し上げ。

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作業道は、次第に乗れるようになり、550m鞍部まで下った後、急登。途中から道幅が広くなった。

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柳瀞から登ってくる林道と合流すると、再び下って広場で終点。広場の奥に旧街道入口があった。

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林道広場から旧街道の山径に入ると、予想外の良い径。最初0.5kmは乗って進めた。

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自転車に乗れなくなり、細い山径を押し上げると、明月峠に到着。林道広場から20分足らず。

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明月峠からは、細い山径で沢まで急降下。乗れない。10分くらいの区間だったが、かなり辛かった。

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沢を渡った後は、草が深くなった。径を見失うことはなかったが、ちょっと廃道っぽい雰囲気が・・・。

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何とか番所跡に到着。ここから先、草に埋もれて旧街道が判らない。TK氏と付近をしばらく捜索。

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TK氏が径を発見。ヤブ漕ぎに苦労するような箇所はなかったが、草が深くて径が判りづらいなぁ。

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草っ原を過ぎると、径は沢沿いになり、ぬかるみの中を押して進む。次第にヤブも深くなってくる。

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黙々と沢径を押し上げ、番所跡から30分で、ようやく軽井沢越えに到着。ここで昼食休憩。

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ふと見ると、膝にヤマダニが・・・。ひぇー!と、叩き落とす。他に何匹も付いてなければいいけど・・・。

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峠からの下り始めは、少し乗れた。しばらく下ると、天池という池のすぐ脇を通る。

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しだいに乗れるようになってきた、と思ったら、TK氏パンク。せっかく良い所だったのに・・・。

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銀山温泉側の山径、中盤以後は乗車率が急激にアップ。ヤブ漕ぎ予想から一転、高収穫。

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旧街道は、谷沿いに急降下(地形図の砂防ダムの真上辺り?)。この区間も楽しく乗れた。

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軽井沢峠から30分足らず(約2km)で、林道へ出た。出口には、仙台街道の標柱があった。

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林道に出て、上ノ畑まで2km足らず。交易番所跡に立ち寄る。さらに遊歩道に入って、銀山温泉へ。

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いやー、観光ガイドで見る銀山温泉そのまま。公衆浴場もあるけど入らず、そのままR347へ。

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R347を越返して漆沢へ (TK氏は、トンネルをくぐって戻るとのことで、R347に入ると別行動)。

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トンネルから分かれ、鍋越峠に登ったが、これと言って、何にもなかった。漆沢まで約13kmの下り。

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鍋越峠から約30分で漆沢(TK氏の到着は20〜30分後)。写真は漆沢にあった街道の案内板。

相棒;MTB(26×1.9)
走行距離46.3km
漆沢7:10→林道終点7:25→高畑山8:25〜35→作業道に出た9:00→550m鞍部9:10〜30→林道広場9:52〜57→明月峠10:15〜20→沢渡る10:30→番所跡10:40〜50→軽井沢越え11:20〜50→林道に出た12:15〜20→上ノ畑交易番所跡12:30〜45→銀山温泉13:00〜10→R347に出た13:30→鍋越峠14:12〜15→漆沢14:50
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