今年のG.W.前半は腰のリハビリのつもりで、何日か佐久間ダム周辺を走ってみた。
初日は佐久間の展示館に車を停め、分地峠、大入渓谷、島中峠と周回してみた(分地峠と大入渓谷は95年5月以来の再訪)。
分地峠佐久間ダムから天竜川を遡ること約6km、分地橋を渡って左手の谷へ入って行く急坂の舗装路が分地峠の入口(水没当時の分地・湯島集落の案内板あり)(写真)。分地集落の急坂なのは最初だけで、舗装路は乗って登れる程度の傾斜。分地橋から1.5kmくらいで、左の沢へ降りて行く山径があり、沢には丸木橋がかかっている。
(地形図ではこの径が分地峠へのルートのように描かれているが、確か95年に辿った時には丸木橋で沢を渡った後に径が途切れ、斜面を担いで登って峠への径へ出た。)
舗装路をさらに0.5kmほど進むと、右の斜面に分地の民家が見え、左の沢にコンクリートの橋(上郷橋)が架かっている(写真)。ここが分地峠への入口のようだ。上郷橋で対岸へ渡ると、沢筋を戻るように山径が登っている。
自転車を押して15分くらい進むと、コンクリート電柱が立っている。電灯線が分地峠から田鹿まで越えているようだ。95年に越えた時には、電灯線の保守目的か、峠道はよく整備された印象だったが、今回は時折整備の後も見かけたが(写真)、ヤブや倒木が多いように感じた(写真)。
稜線に林道ができたためだろうか?電柱からさらに10分くらいで分岐があり、直進すると径がなくなってしまった。分岐から、一段上を並行するように登って行く径を進むと、さらに20分くらいで谷の奥を折り返す。さらに10分くらいで盛土を乗り越えると稜線林道に出た(写真)。最後は少しヤブが濃かった。案内板には「ここは分地峠です」とあるので分地峠だろう。そのまま林道と交差するように、田鹿への径が続いている。
ここで一旦、稜線林道を登ってキビウ峠まで行ってみた(写真)。以前、大立でキビウ峠への径を探したことがあるが、全く見つからなかった。今回キビウ峠まで登って、地形図に破線で描かれている径を探してみたが、全く見つからなかった。すでに峠を越える径は消滅してしまったのだろうか?
再び稜線林道を下って分地峠へ。田鹿への径を辿ってみる。径は細いがしっかりしているので最初は乗って下った。タイトターン2回の後、砂防ダムに出た。ダム横にある草に埋もれた階段を、自転車を担いで下った後、沢を渡る(写真)。
さらに下段の砂防ダム横の階段を下って、沢を2回渡ると、すぐに分岐があった。沢沿いの下りではなく、少し登り気味の右の径を進む。(あくまでもイメージ程度だが、この辺りの径の概略を示す。)
径はすぐに崩れかけた谷を渡る。さらに次の谷の奥では崩落して径が落ちてしまっているため、やや苦戦する。その後も何度か倒木を跨いだり潜ったりで、分地峠から30分くらいで大きな木のある鞍部に出た(写真)。ここからはようやく乗車可能になり(写真)、田鹿の神社の裏を通って県道429号まで10分くらいで下った(写真)。以前はもっときれいな道だったのだが・・・。
島中峠田鹿で昼食のため大休止後、久しぶりに大入渓谷沿いの道を下ってR473へ。そのまま浦川の錦橋を渡って島中峠を探す。島中峠は浦川駅と早瀬駅間にあり、JR飯田線のトンネルの真上にあるようだ。旧峠の位置もルートもわからないので、R473のピークまで登り、ピークから北へ延びる稜線舗装路へ入ると、すぐに細いコンクリート路が交差し、付近には金毘羅大権現やお地蔵さまも祀られていた。おそらくこれが旧島中峠だろうと、コンクリート路を浦川方面へ下ってR473へ出た。
「水窪29km,佐久間市街8km」の距離表示板より少し下った辺りから登って行く細いコンクリート路が旧島中峠への道(写真)。コンクリート路は(写真)
途中、階段部分もあるが、自転車を押して3〜4分で旧島中峠(写真)。ここで稜線の舗装路と交差した後、林の中を抜けてあっという間に再びR473へ合流した(写真)。そのままR473で車を停めた佐久間の展示館まで戻った。
走行距離42.5km(佐久間展示館9:55→分地橋10:30→上郷橋10:45〜50→分地峠11:45〜12:00→キビウ峠12:30〜40→分地峠12:55→田鹿13:35〜14:35→錦橋15:35→島中峠16:00→佐久間展示館16:25)
相棒;MTB(26×1.9)